14日、またも岩和田の明広丸船長と2人でイシナギへ挑戦した。前回は、冷凍のスルメイカを使ったが、今回はスルメを釣ってからのイシナギ釣りとなった。集合は2時半!宿前につくと港にいた船長が「早く出よう。」と迎えに来た。急いで道具を軽トラの荷台に乗せて港へ。
 この日のイカは90から110メートル辺りに群れていた。浅いので効率がいい。12杯釣ったところでイシナギ釣りへ。早速82メートルの海底に送り込む。今回は探検丸をセット。海底の様子や深さをチェックしながらの釣りとなった。8日と違って、今回の海底は平らなようだが、潮が速い。まめに棚どりをすることが、イシナギ釣りでも大切だし、釣果に直結する。胴突きの釣りが得意?なのは、まめな棚どりにあるのかもしれない。早潮のため、頻繁に潮回りを繰り返す1日になった。イカがついていると水の抵抗も大きく、80メートルを一気に巻き上げるのは爺には結構なアルバイトになる。最後は両手で巻き取ることもあった。ああ、電動がほしい!ちなみに船長はシマノの4000番を使用。
 投入1発目に中り!慎重に竿先を見つめる。大きな魚体に似合わない小さ目な中りが続いた後、竿先が曲がったままになった。頃はよしと竿を起こそうとするがビクとも動かない。が、魚の抗う様子が60号のハリスから12号のPEを経てわずかに伝わってくる。と、次の瞬間道糸が引き出され始めた。大きい!船長の「巻いて巻いて」を背に必死で巻こうと試みる。ギヤをローギヤにして、竿先が跳ねる瞬間に巻き取る。巻いては引き出されの繰り返しも、徐々に引き出される糸が少なくなってきた。海面まで抵抗したが最後は浮かすことができた。8日の魚とほとんど同じか!船長と二人でギャフを引き、何度目かに船に取り込むことができた。後検52キロの見事なイシナギだった。
 そのあと2匹を追釣するが、45キロ、40キロくらいか?その間に船長も4匹を釣る。7匹とも立派な魚体で、釣るたびに「ああ、また大きい!」と二人の口からため息が出る。14,5キロのお持ち帰りサイズがほしいのだが、なかなか釣らしてはくれない。結局3匹とも船長に進呈して帰路についた。腕も背中もパンパンであったが心は満ち足りている。「釣りがうまくなったかなぁ」と聞いたら船長も笑っていた。しかし、1回はすっぽ抜けてしまった。ということは、まだまだなのである。
 25日は水温が高く、釣ったスルメは生簀の中でも直に死んでしまう。明広丸船長は、生簀の中に凍らせたポリタンクを入れ、ブクを盛大に突っ込んであったのにである。この船長、体はぶっといが、操船以外も小細工、小回りが得意である。勝負を急がないといけない展開になった。しかしこの日、自己レコードとなる82キロを釣りあげることができた。83メーターで掛け、130メートルまで引き出されての取り込みだった。船には3人がかりで引っ張り上げたがこれはさすがにデカかった。間もなく35キロを釣った。82キロの直後だったので、「これはお持ち帰りサイズだよ」とニコニコしながら巻き上げたが、海面に浮かんだイシナギを見てがっくり。これも大きい!しかし船長は「クーラーに押し込んで持って帰りなよ」と言ってきかない。クーラーのそばまで引っ張ってきてくれた。50リッターのクーラーでは頭が入る程度だ。船から降ろすのも、車に積むのも船長や乗り合わせた釣り人がしてくれた。そう、35キロがどれほど重いか知らずに帰宅したのだった。
 家について、奥と持ち上げようとしたがビクとも動かない。溶けた水を抜き、残った氷を道路わきに捨て、ようやく玄関へ。そのあと廊下に上げるのも、調理台に上げるのも、片側の鱗を落とした後ひっくり返すのも、奥と二人で戦争のようであったことを付記しておこう。まな板より大きな魚は持ち帰ってはいけません!