まずは友人とのうなぎ屋。
 私の運転で爺二人、店を探しながらたどり着くと、半分は荷物を積んである(実際は積んでないけれど)ようなテーブル席の空間と座敷のうなぎ屋だった。なぜか障子2枚には障子紙が張ってない!上と特上を尋ねられ、特上は二段重ねだというので迷うことなしに喰い意地の張った爺二人は特上を頼んだ。
 うなぎが届く間まずは潜りを趣味とする友人と沖縄の話や海中の魚の動きなど。やはり大きな魚は大きなエサしか食べないし、食べ方もユラ~と来てサッと吸い込む等々(以前、このくだりはブログに書いた)。私は、幾ら通っても雑魚しか釣らしてくれない海の神様への恨みつらみを喚いた。酒?酒は彼のみ!「真昼間から・・・」と遠慮しながら呑み始めたところへうな重の二段重ねが届いた。美味い!といっても私がうなぎ屋へ足を運んだのは40年も前のことだから、半値の5割引きで聞いてほしい。ウナギというやつ、あの小骨がねぇ、どうもいけません。ただ、お義母さんが毎年注文してくれた土用のうなぎはふっくらとして美味かった。魚屋のうなぎなのだが、それはそれはふっくらとしていてしかも大きくて!その義母も100歳を迎えたが寝たきりになり認知も進んで・・・・。それはともかく、次は奥を誘い行ってみようと思う。私は特上で一杯も予定。奥は上で良さそうだ。決して差別ではない。上段のうなぎは味が濃すぎて酒の肴には良さそうだがお茶には向かなそうだからという愛情からです。
 当日はうなぎ屋の後、魚屋により、私は印旛沼産の天然ドジョウと小ブナの佃煮、彼はウナギの白焼きと・・・・なんだか買っていたようだ。呑み過ぎなければよいが、まあ、自己責任ということにしよう。母が絶賛したドジョウの調理法はまたいつか!
 釣りは、今日、2日、新幸丸に乗ってきた。4時集合4時半出船。あと30分遅くなるとよいのだが・・・。釣果?当然竿頭ですよ!いえいえ、たまたまです。大原港のすぐ外の13メートル前後という超浅場。船長からは3号を指示されたが、糸の見えない暗いうちは着底が明確にわかる4号を、明るくなって糸が見えるようになったら軽くするつもりで実釣開始。すぐに中りがあり、タモに納まったは700?ぐらい?入れ食いのように中りには恵まれるのだがなかなか水面まで浮かんではくれない。鋭く竿を立てて中りに合わせ、一巻き二巻きすると外れてしまう。やすりで鉤先を研ぐのだがそれでも鉤掛かりしてくれない。魚はベタ底のようで、落下が止められたり、コッと来たり着底直前に中りが集中する。良型を4枚釣ったところで根掛かりで4号をロストした後は3号で釣果を増やした。6時過ぎにはわずかに流れていた潮が止まってしまい、その後からは2号テンヤで追釣した。釣果は1キロを頭に10枚。ほかに2枚のリリース。外道は定番のJRA、デカフグ、ホウボウ、ベラなど。反対側、左舷の釣り師から「底ですか?」と聞かれたが、「底も底、ベラが2枚も釣れるほどです。」と答えたが、彼、タングステンの3号だったようだ。潮の速い時や深場ではタングステンの独壇場だが、潮の緩い時や浅い時は軽い、水の抵抗の大きい鉛のテンヤでユラリユラリ、フワリフワリとゆっくりと落とした方が魚にアピールするのではないだろうか?テンヤの色だが、前半は濁り潮だったので蛍光グリーンに金ラメを散らしたものを使った。空は高く、海上は秋らしい爽やかな風が吹き、楽しい一日になった。