暗中模索、五里霧中、七転八倒の釣り日誌

多趣味な世捨て人が、釣りを中心に幅広く、無責任な独断を掲載。

2012年01月

発釣りはいつ?(2)

 まったく!昨日も㐂栄丸に今日の午後便をお願いしたのだが、いやな予感!「明日でる前に電話くださいよ。」とのこと。案の定、今日の8時過ぎ、携帯が鳴ったので見ると、㐂栄丸からだ。「大原は強風ですよ。止めたほうがいいですよ。」「タイミングが合わないねぇ。」「ほんとにねぇ!」「わかった、来週行くよ。」「また俺からも電話しますよ。」てなことで、あえなく陸で過ごすことと相成った。今大原や川津の船宿のHPを眺めているが、どこも芳しくなかったようだ。原因は潮音低下か!ならばどんな船長でも苦戦を強いられることだろう。潮が流れないなら軽いテンヤで対応もできるが、潮音の低下ばかりは、魚の鼻先にテンヤを落として、しかも微妙な誘いをかけなくては勝負にならない!が、素人の私にそんな高等テクニックはできるはずもなく、魚が温度になじむまで待つしかない。明日も行こうと無理をすれば行けなくもないが、釣果は推して知るべしってなところだろう。来週にすることにして、酒を呑むことにした。
 話は変わる!わが家の蝋梅が今を盛りと咲き誇っているのだが、昨日まではその清らかな香りが分からなかった。確かに鼻づまりはあったのだが、「匂いが分からないのは認知症の始まりだそうですよ、ウフッ。」とか言う奥の冷ややか且つ残忍な言葉に、恐れおののいていた。が、今日はあの清々しい香りが薫ってきた!はっきりわかったのだ!何とも言えない艶めかしい香りだ!若いころ、深川で勤務していたころに読んだ句である。恥ずかしいが……「蝋梅の香りは清く漂いぬ」…。退職する先輩を囲んでの句会だったので、 「老梅の香りは若く漂いぬ」 と読んだ気もするが、想いにあったのは庭に咲く蝋梅であったことは確かである。先輩を「老梅」というのも失礼な話で、やはり蝋梅か?でも、「若く」か「清くか」は…。定かではない。 「蝋梅」を「老梅」にかけて「若く」……、ウ~ン、やはり認知症か?
 認知症の一番の治療法は、文章を書くことと、好きなことに夢中になることである!よし!来週こそはウサギが飛ぼうとヒツジが跳ぼうと、誰が何と言おうと沖に出るゾ!メジマグロも近づいているそうな!

初釣りはいつ?

 1月も下旬だというのに、初釣りにはまだ行けないでいる!背中の痛みが軽くなった日に予約の電話を入れたのだが、翌日、「時化てきたから午後からは駄目ですよぉ。止めたほうがいいですよぉ。」との電話をもらってしまった。先週は「明日でない?」と聞くと、「15吹き始めているから明日はねぇ、だめでっしよ。」という返事!どうもタイミングが悪い!今回の時化後の24日あたりを狙っているのだが、それまで今の高水温が続いてくれるかどうか…。
 今日は退職者で作る会の千葉南部支部の新年会が千葉みなとのホテルであった。美味しい料理が次々と目の前に運ばれてくるのだが、土曜日はばば(母)の入浴サービスの日!奥を自分の母親の介護に行かせるためにも早く帰リ、ばばの介護のバトンタッチをしないといけない。焼き物を食べたところで席を立った。喰い意地の張った爺は見苦しいと知りつつ残り半分の料理を思いながら…。
 奥とバトンタッチしたところで入浴サービスの人たちが来てくれた。いつも思うのだが、介護や看護に携わる若者たちの姿勢には心から頭が下がる。身内にはあのような丁寧でち密な応接はとてもできない。年寄りや患者の些細な注文にもひとつひとつ笑顔で応えてくれる。ありがたいことだといつも感謝している。報道などでは労働環境も賃金も決して十分とはいえないらしい。労働に見合う処遇を社会全体で創っていきたいものだ。

道糸の点検も!

 12月30日の大ダイ(4キロジャスト)を、道糸を高切れさせた直後に釣り上げたことは㐂栄丸で納竿(2)に書いた。ちょっとでも気になる傷があったら即、切り捨ててリーダーを結びなおさなくてはいけないと痛感した次第。結構な中りの中には、中ダイや大ダイの中りもあったはずだからである。こんなこともあった。幸丸の午後船に乗った時の話である。実川船長がキャビンで道糸を盛んに引っ張っていた。見ているうちにプツンと切れてしまった。「やっぱりね。」と言って道糸をかなり引っ張り出して切り捨てた後、リーダーを結びなおし始めた。道糸を見ると、色が飛んでいた。釣行回数や使い方、釣行後の洗い方などにもよるのだろうけど、色のとんだ道糸は、細い糸ほど慎重に対応したほうが良さそうだと思った。
 もう一つ。金沢八景の米元でアジを釣った時の体験である。私は必ずリーダーを繋いでいるのだが、結束部分のチョイ上の道糸が所々毛羽立っているのが気になっていた。「5号だし、すぐ切れることはないだろう。次の潮回りの時に結びなおそう。」と決め、釣り続けていた。すると、何匹か釣り、コマセを詰めて投入してしゃくったとたんテンションが失われた。米元で借りた140号のコマセ籠が海底に・・・・。アジの前はイカに行ったのだった。イカには時に道糸もかじられるように思う。タイ釣りでJRA(ウマズラ)が多い時はハリスだけでなく、道糸も丁寧にみるようにしているが、この事件後、ほかの魚でも、釣行後は道糸の点検もするように心がけている。

今日から新学期?

 
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お隣の1年生も今日から新学期が始まったようだ。千葉市は2学期制らしいから3学期とは言わないでなんというのだろう?いずれにしても、授業が始まり、ほっとしているお母さんたちもいらっしゃることだろう。
 今年度の冬休みは始まりが1日早くて、終わりは2日遅かったのではないだろうか。もし孫がいて、小学生だったら多い分はぜひ釣りに連れだしたいものだ。長男を「旅行に行こう。」と誘ったら、「行けば。僕友達と約束がある。」とそっけなく断られたのは4年生の時だった。だから、孫が産まれたら早々に船に乗せ、釣りのとりこにしようとたくらんでいる。が、孫ができそうな気配はない!早く孫ができないと、こちらがよぼよぼになってしまいそうだ。今はあずかっている次男のスコティッシュフォールド、金太郎が孫代わりだ。こちらはかわいがっているつもりなのだが、猫のほうは迷惑かもしれない。
 早く初釣りに行きたい!リーダーや道糸の傷を点検したり、潮が澄んでいると聞いてテンヤのマニュキュアをはがしたり…。が、6日ころからまたまた背中が痛くなってしまった。8日からはボルタレンSRを朝晩服用している。しかし芳しくない。姿勢を変えるたびに悲鳴を上げている。昨日あたりからはばば(母)のオムツ交換も奥の仕事になってしまった。
 明日は友人と山本五十六を観て夕飯を食べ、おおいに呑む(こちらが主)約束だったのだが、それも泣く泣くキャンセルした。友人にはすまないことをした。早く治さなくては酒を呑むことも初釣りに行くこともできない!

よく使うリールは?

 引き出しの中には、リールがいくつも眠っている。おそらくは多くの釣り師の方も同じような状態ではないだろうか。それは釣る魚がだんだんと絞られてくるからだろう。しかし、私の場合、さほど必要ではないのに、キャッチコピーに踊らされて買ってしまったリールがあった。船長や先輩のアドバイスを聞いてから、良く選んで買ったほうがいい。
 そんなわけで、最近の私の釣行に同伴しているリールを紹介しよう。
 まずはステラのC3000。0.6号を巻いてある。予備のツインパワーにも0.6号。対象魚はもちろんマダイ!4.7キロを頭に数多くのタイを釣らせてくれた。
 ダイワのミリオネアの200番。2号を巻いてある。釣る対象はフグ、イサキ、浅場のアジ。400番には3号を巻いてあり、専らヒラメ釣行で使っている。100番と100番ICには1号を巻いてあるが、最近はとんと出番がない!ICは1回使っただけである。箱が残っていれば手放したいくらいである。今はやらないキス用の1号を巻いたスピニングリールは2つ、引き出しの一番奥でほこりをかぶっている。
 ティアグラの16には12号を巻いてあり、メジ、イシナギに使用。メジは10キロから15キロ。イシナギは35キロから82キロを坊主無しで釣らせてくれた。でもイシナギ82キロではドラグ力が足りなかった!
 電動ではシーボーグ400FBE。5号を巻いてあり、ヤリイカ、スルメ、クロムツ、深場のアジに使っている。シーボーグの150は2号。浅場のアジや深場のフグ。イサキにも使っている。電動丸1000は3号を巻いてあるが出番がない。
 てなわけで、ステラ、ミリオネアの200、シーボーグの150と400FBEが活躍中である。ちなみに、仕掛けの巻き込み防止と、ショックリーダーとして、フロロをパナノットなどで繋いでいる。細い道糸では特に必要である。
 

大ダイの刺身のお味は?

  妹達からの年賀状は来なかった。ラッキーが召されてがっかりしているだろうとの思いやりだろうか?が、3日には兄弟や息子夫婦13人が集まり、例年のようににぎやかな正月になった。
 とっておきの大鯛はその姿を見せてから刺身にしてもてなした。脂がのっており、刺身包丁が引けない。二、三切れごとに濡れ布巾でふき取りながら刺身にし、ナンテンの葉を敷き、赤い実を散らした特大の大皿に盛りつけた。湯引きした刺身と、皮を引いた刺身を盛ったので、それは見事な一品になった。皆旨い旨いの大合唱だった。カシラやアラは妹に持ってかえらせたが、くれぐれもカシラを二つに割ろうなんて考えないようにと念を押しておいた。
 今度はいつ釣りに行くのと刺身食いたさにばば(母)はのたまう。早く初釣りに行きたいが、寒そうだ!ヒラメは特に寒そうだし…飯岡のフグの模様も良くない。しかし、3連休は高気圧に覆われて風もひと段落つきそうだし、行ってみるかな。今日、明日で畑のバラやハウスのブドウの剪定に手を付けよう。とても2、3日では終わりそうにはないが。

㐂栄丸で納竿(2)

 
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  艫2番の釣り師の竿が大きくしなった。が、タイの引き込みがない!案の定上がってきたのは大きなエイだった。船長が身を乗り出してうまくテンヤを外し、お帰り願った。次に私にもいい中りが来たが、ズルズルと引くばかり!上がってきたのは1メータチョイ?のシャーク。こちらは残念ながらオーバルテンヤ3号をくわえたまま、海底へ。
  やがて大きく移動し、船はイワシの群れを捜し始めた。探検丸が真っ赤になったところで釣り再開。隣の方が、底がとれないとこぼしていたが、立て続けにきれいな、実に綺麗な中ダイクラスを2枚上げた。左舷でも大ダイをかけたが、道糸とリーダーの継ぎ目で切れてしまったらしい。その間に私は根掛かりで高切れしてしまった。きっと傷でもついていたのだろう。風の中、急いで繋ぎなおして投入!すると、グッと竿が止められた!「来たー!」と船長が叫んで操舵室から飛び出してきた!ベイルを起こして巻きにかかるが、糸が船の下に入り込み、今にも船底に触れそうだ。必死に身を乗り出して竿を前に突き出す。船長の指示でミヨシ側の3人が竿を上げてくださった。舳先に陣取って巻く!引き出されながら徐々に詰めていく!10メータになると引き出されて15メータになる。それを繰り返して、リーダーまでたどり着いた。抵抗も弱くなり、慎重に船長の構えるタモに向かって誘導した。上がってきたのは後検ジャスト4キロの美しい大ダイだった。左舷の方からも、「イヤーきれいな鯛だ。メスだね。」と言っていただいた。疲れたが、3月以来の大ダイだった。他の釣り師の協力や運のおかげで手にすることができた。運というのは、直前に根掛かりで道糸が高切れしたことだ。それがなかったら手にすることはなかったろうと思う。テンヤは船上で求めた㐂栄丸オリジナル4号。私が釣った後、5分もしないうちに、右舷艫の田辺プロが大ダイをかけた。全員が竿を上げた中、右舷艫から左舷を通ってミヨシにたち、船長は魚に合わせて右へ左へ、後ろへ前へと船を操りながら魚との間を詰めていく。プロとはいえ見事な操船である。やがて、この魚も無事仲乗りさんの構えるタモに収まった。写真を撮った後、リリース!なかなかできることではない。       
  帰宅して、食事をとっていると、船長からお祝いの電話が来た。お礼のついでに3日までの保存方法を教えてもらった。兄弟や子供たち、14人が集まる予定なので、そのもてなしにと考えている。
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