暗中模索、五里霧中、七転八倒の釣り日誌

多趣味な世捨て人が、釣りを中心に幅広く、無責任な独断を掲載。

2012年03月

ステラが復活!

 オーバーホールに出していたステラが戻ってきた。メインギヤを交換して1万と300円チョイ。ハンドルを回すと少しだがすれるような音がしていたので気にはなっていた。鯛にはしばらく出られないような気がして、先々週末に出していたのだ。戻ってきたステラは心なしか回転がスムースになったようだ。無論、音もなくなった。早く釣行したいものだが、昨日今日の風は強すぎる。影響が残るのではないか。しかも、火曜日はまた荒れそうだし…ままならないものだ。正月以来釣行はまだ7回。内、タイはたったの1回である(去年はタイだけでも7回)。去年の2月、3月は中タイクラスを毎回のように釣っていたし、3月4日には4.7キロも釣っているのに。
  

放射能被害は続く?

 強い南風でやはり、海水温が低下してきているようだ。タイにスイッチが入るのはちょっと先になるのかな?
 昨日29日は房州地区の猟友会の射撃大会。私たち5人はMさんの車で金谷国際射撃場へ。ここは大きな弾も撃てるので、狩猟用装弾の残弾処理にはもってこいである。途中参加賞に提供するからし菜5箱と、ポット植えの花60鉢を載せ、9時前に現着。5人は千葉市猟友会所属だから、有害鳥獣駆除を通した友情出演みたいなもの?雰囲気を壊さないように参加したつもりだが、果たして?優勝は千葉市猟友会のS氏。私は6位。7位も千葉市。優勝はちょっと気が引けた。商品は八朔15個や味噌、醤油など。参加賞は卵、イノシシの肉1キロ、からし菜、花などたくさん。そう、参加賞のほうが魅力的な大会だった。
 当日参加した会員には兼業、専業農家が多いだけあって、イノシシやシカ、サルによる農業被害の話や放射能被害の話が多かった。放射能については、つい最近も、あえて地名はあげないが、県北東部や北西部の筍から放射能が検出されているし、今年のコメはたぶん…というような話だった。去年より、今年のほうが心配だという点では皆一致していた。この先、どのように除染を進めていくのだろうか?そもそも農耕地や山林原野の除染などできるのだろうか?今日届いた八千代に住む友人のメールには、強風で畑地の砂が巻き上げられて空は真っ茶色だ、放射能も巻き上げられているのだろうと書いてあった。茨城の船宿のHPによるとフグからも検出されたというし、長い取り組みが必要なことは間違いない。

明広丸!予約の取れない船に!

 先日、夜8時、ヒラメの予約を入れるとあと一人だという。リタイヤして比較的自由のある身、時間のない人に譲ることにした。何度か書いたけれど、ヒラメでは型もの、イサキでは定数を釣らしてくれる船長である。イシナギでも35キロから82キロ!坊主無し!工夫も小細工?も小回りも得意である。最近の明広丸はいつも満船状態で、予約の取りづらい船になってしまった。うれしいような残念なような・・・・。
 海水温の上昇傾向が見えてきたと喜んだら、今日明日は南風が強く吹くようだ。また水温が下がってしまう。冬から春はままならない。が、海水温次第ではうみがかきまわされたあとのタイやヤリイカは期待大かもしれない。

散骨、いまだ果たせず!

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 今日は穏やかな一日になりそうな…気がしていた。奥の、「ラッキーはもういないけど、山を歩いてみますか?」という言葉に、母に外出を告げ、車を出そうとしたら派遣看護士が現れた。「えっ!2時では?」というと「連絡、行きませんでしたか?」という。急いで玄関の鍵を開け、母の治療をしてもらった。9時半から11時過ぎまでかかったので、とりわけ丁寧に治療してくれたのかもしれない。そんなわけで山の散歩はお預け!
 思えばラッキーはかわいそうでならない。以前、ブログに書いたが、使役犬だったから要求はいつも厳しくて満足に褒めてやれなかった。引退して座敷犬になる直前、突然の死!ラッキーの猟芸を思うとラッキー以上の犬に巡り合えそうもなく、しかも、私のほうが先に鬼籍に入りそうで、次の犬を飼う気がまだ起きない。29日は房州の有害鳥獣駆除班の射撃会。賞品はイノシシやシカの肉というのだから、如何にもである。集まる犬は四足猟の犬ばかりだろうけど、久しぶりに鍛え抜かれた猟犬を眺めて来ようと思う。
 海の漁はどうなのだろう?上旬、大原にぶつかっていた黒潮が直進して銚子沖をかすめているけど、大原も銚子も土日で16度あった水温が13度まで下がってしまったようだ。それでも銚子では型ものが上がっている。明日は母の通院日だが、明後日、28日あたり釣行してみようかな。28日を逃すと29日は射撃、30日は来客で、4月まで海には出られない!
 

金太郎は秦野へ!

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 次男が長期出張から帰ってきた。そこで、母の世話を妹に頼んで、金太郎を秦野の次男宅まで送ってきた。6月以来、9か月ぶりの里帰り!正確には途中で半日ほど帰っているのだが。それでも秦野インターを降りたあたりから外を見てしきりとみゃぁと鳴いたりきょろきょろと外を眺めたりしていたからわかるのかもしれない。生憎というか当然というか次男は本社に出勤していて留守だった。が、金太郎は「ほらほら僕のうちだよ。二階もあるんだよ。」とでも言うように、階段の踊り場まで勢いよく駆け上って私ら夫婦を誘う。「はいはい。」と登るとロフトのある部屋の前でみゃぁと鳴き「開けて」とでも言っているようだ。ドアを開けてやると勢いよく飛び込んでいく。そう、この部屋は金太郎の部屋!
 食事や水、トイレをセッティングしてすぐに帰ってきたが、玄関まで見送ってくれた(と、思うのは勝手な且つ都合の良い解釈か?)。でも、スコテッシュフォールドと言う種類は猫より犬に近い性格かもしれない。千葉の家でも、私たち夫婦が1階に下りると、金太郎も必ず1階に下りて来ていた。人の居るところが好きらしいのだ。尿道結石もひと段落したので本来の家に送り届けたのだが、毎日尿が出るか心配である。体が小さいだけに1日出ないだけでも尿毒症になってしまう。毎日尿のチェックをするよう次男には連絡したのだが、それでも心配である。1回の排尿に要する時間や尿の量を確認してほしいのだが・・・・。大丈夫だろうか…。サラリーマンには無理な話である、とは分かっているのだが命がかかっているだけに、心配でならない。4月からは京都出張だというので、4月2日には迎えに行く予定である。
 昨日は明広丸でヒラメ釣りを楽しんできた。前々日の夜8時過ぎ、「まだ乗れる?」と電話を入れると、「う、うん」という返事。が、なんとなくいっぱいのような感じだった。
 5時集合で、港に行ってみると、空いているところを探すほど!空いていた左舷艫2番に入り、久しぶりのヒラメ釣りを楽しんだ(真冬のヒラメ釣りは寒くて寒くて!)。釣果は1.5キロのヒラメ1枚にマトウダイ3枚。ヒラメのばらし1。お隣の艫1番の方はヒラメ4枚、マトウ6枚だった。この日1番の大物はみよし1番の方が釣り上げた8.2キロだった。船長は凪なので岸よりのポイントに船を入れたかったらしいのだが、潮の流れが岸から離れる方向だったので、入れたかったところに船を入れることができなかったようだ。私も若干不本意な釣果ではあったが、凪の一日、花粉症からも解放されて(なぜか海の上では眼も鼻もいたって健康であるから不思議!)のんびりできた一日だった。1.5キロちょうどのヒラメ、昨夜は握りずしで味わい、一日おいて明日は漬け丼にしようかなと思っている。甘みが出ているだろうから、漬け丼と言うのもヒラメには失礼なのだが母が好きなもので…。

㐂栄丸とテンヤの号数

金太郎
 昨日、今年になって初めてのタイ釣行に行ってきた。結果は放流サイズ3枚とアヤメカサゴ1!掛け損ないと言うか、バラシ?多数。魚はいる!
 朝4時半に港に入ると、係留してある船がかなり揺れている。沖はそうとう吹いていそうだ。
 5時に船長が来て出船。岩船と言うよりは岩和田沖65メータで釣り開始。風もあり、波やうねりもあり、おまけに潮が速い。そこで、新しく買った上州屋の230に8号カブラを付けて投入。竿先のかなり固い竿で、面白みに欠けるが10号でも12号でも背負わせることができそうな感じがした。真冬の70メータとか80メータとかで使うつもりなので、それはそれで役に立つのかな?竿先が固いので、2号のハリスより2.5号とか思い切って3号のほうが安全かもしれない。
 途中から㐂栄丸255にチェンジして、ビンビンテンヤ8号を付けた。早潮で、しかも、すぐに船下に潜り込むので8号のタングステンを選んだのだ。テンヤを重くして且つ、タングステンで体積を小さくして早く落とそうという魂胆だ。途中糸の出が止まったり、底で中りが有ったりしたのだがなんとなく合わない!㐂栄丸には8号は相性が悪い?この日は鳥山が立っていて、かなり上から魚の反応が出ているみたいだった(探検丸は電波を出せなかった)。
 途中、根掛かりかと思って竿を立て、糸を引き寄せ道糸をつかもうとしたらなんと、ググーッときた!あわてて垂直にまでたてた竿を天に向かって突出し合わせを入れたがダメだった。あとで船長から糸をつかんではだめなのさと諭された。根拠はないのだが、糸をつかんで引いたほうがテンヤの回収率が高いように思えるのだ。貧しい年金生活者の性である。後半潮も落ち着いてきて、㐂栄丸5号テンヤに替えてタイ初釣りを楽しんだ。5号はいつもの㐂栄丸調子だったことは言うまでもない。3号もつけてみたが、まだ潮が速く、私の腕では3号は無理だった。昨日の午後や、今日あたりは潮も緩んで釣果が期待できそうである。海面に短く細い緑色の藻が浮いていて、これが道糸に絡みつき、糸の出を非常に悪くした。潮上にキャストしても糸が出ない。帰宅してからこの藻を剥すのには3時間もかかってしまった。朝は2時起きだったこともあり、おまけに貧果ということで疲労困憊な一日となった。今日は墓参り。明日は射撃倶楽部の月例会。明後日は金太郎(スコティッシュフォールド種・オス・3歳)を秦野の次男宅に送り届けることになっている。来週も火木金は母の通院やら仕事やらが予定されている。しばらくはリベンジに行けそうもないなぁ。

70メータで大ヤリ?

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 今日は先輩のご要望で、鹿島港からヤリイカ釣行に出た。じつは14日にタイ釣行を予定していたので、何とか断りたかったのだ。が、先輩に逆らえるわけもなく、4時15分前に迎えに来ていただくことになった。そして今朝、4時20分前に先輩到着!私の道具一式を積み込んで一路鹿島港に向かった。
 18人中16,17人目で受け付けを済ませた。3隻並んでいる一番奥と聞いて、えーっと思っていると、若い衆がクーラーetcを運んでくれた。気持ちの良い若者達である。そのあたり、サービス業に徹していると言ったらよいのだろうか。齢を超えた爺にはありがたいサービスである。因みに船は釣り船としては最大級!装備も揺れも言うことはない!
 6時ちょっと前に河岸払い!一路ポイントにむけ一直線に向かう。雲一つない水平線上に顔を出した巨大且つ真っ赤な日の出に見とれているうちにポイント到着。が、ここでは乗りがなく、すぐに移動。その後は束釣りを予感させる入れ乗り、多点掛け!が、わたしには 麦クラスのスルメばっかし…。先輩も、その隣の竿頭を取った御仁も良型ヤリイカを取り込んでいるのに・・・である。そこで、途中で中りがあっても、我慢、我慢!底まで無理やり落としてしゃくると、ようやく槍が乗り始めた。その槍がパラソル級!申し分ない!俄然やる気がわいてきた。例によって、底が近付くとサミングしながら落とす。するとまさに着底一発!で、3杯、4杯掛け!浅いせいか、スルメの様な引きが楽しめた。
 その後、一時中りの遠のいたときはあったが、一日中中りと良型ヤリイカに恵まれ、先輩56杯、私72杯!竿頭が82杯であった。パラソル級が72杯入ったクーラーは私一人では運べない!若い仲乗りさんたちが、てきぱきと船から降ろし、氷を入れた後も車まで運んでくださった。そのクーラー、35リットルだが氷の入る隙間もないぐらいであった。事実、先輩はバッカンを空けてイカを分け、氷を詰めていただいた次第である。なお、中りの遠のいた一時以外船はほぼ流しっぱなしであった。よほど大きな群れらしい。
 ありがたかったのは、お祭りをほどいてくれる仲乗りさん乗船はもちろんだが、55メータから80メータと言う水深!重りはたったの80号!これだったら老骨も一日中思いっきりしゃくれるし、一杯しか乗らなくても巻き上げる決心がつく。ツノ数も7本で十分だ。少なくして手前祭りを減らし、手返し向上を図るほうが得策だと思う。14.15日あたりは凪るだろうから直結の練習にも良いかもしれない。なにか取っておきの穴場を見つけたような気分になった。下船後はお昼(カレーライス)をいただき、帰路についた。船代12000円はちょい高めかもしれないが、釣果とも相まって、近々再釣行を考えた次第である。

猟友会射撃会

 今月17日の土曜日、千葉市猟友会の射撃大会がある。本来は?猟用装弾の残った弾を消費する残弾処理の射撃会だった。本来はというのは、会場となる京葉射撃倶楽部はスキートは9号、トラップは7半厳守だから、鳥猟で多用する6号や5号は使用できない。そこで射撃会の趣旨も残弾処理から4月の銃器検査(所轄の警察署が年1回実施する。確かに所持されているか?銃身を短くしたり装填弾数を改造したりしていないか?弾の消費・保管数は適正であるか?etcを面談も通してチェックされる。以前書いたように、世界一厳しい銃所持のルールの一つである・・・「射撃!20番28グラム!」「ビョウジョウシン・・・暗夜に霜の降るがごとく」「射撃月例会」「明日は射撃の月例会?」)に向けて、銃の使用実績つくりに移ってきている。以前使用できた古敷谷の県営射撃場が鉛の流出事故から使用禁止になり、千葉市のハンターは7半以上の弾を猟以外では消費できない。そこで金谷の国際射撃場や成田のSKB射撃場に行かないといけないが、そこもスキートやトラップで制限がある。そこでまあ、号数の大きな猟用装弾は計画的に購入するしかない。
 ハンターの減少は著しい。私が猟を始めた27年前には60万人いたハンターも現在30万人を大きく割り込んでいる。しかも狩猟の世界でも若い人が新規加入しないので高齢化が進んでいる。特に四ツ足猟をするハンターが減り、クマやシカ等の被害の大きい地域は有害鳥獣駆除のハンターを確保できないでいる。これらの猟には特殊なノウハウが必要であり、ノウハウ維持のため、ヒグマ猟を再開したところも出ているほどである。
 千葉県でもシカやサルの適正個体数維持のため、猟期以外の有害鳥獣駆除を実施しているが、シカ、イノシシはともかくサルではハンターが集まりにくい状況にある。房州の一部地域ではヒトのほうが柵の中に住んでいるほどであるし、イノシシは房州から茂原市のあたりまで広がってきているそうだ。「昭和の森」周辺で出没したという情報もあるようだ。獣類だけでなく、カラスやカルガモ、スズメやドバトの駆除にもハンターの確保が難しくなりつつある。適正個体数を超えて増え続ける野生動物との共存・共生は、林野行政や農政、地域開発などと複雑に絡み合い、口で言うほどには容易くはないことだけは確かである。皆さんはどのようにお考えだろうか?
 

木の芽雨?

 今日も午後は雨模様らしい。低気圧が次々と日本のそばを通り過ぎるからだ。しかしこの時期、一雨ごとに春が近づいてくる。雪だって3月になれば水気たっぷりの大きな牡丹雪が多くなる。水気を吸った木の芽は大きく膨らんでくるのだ。
  現職時代、私は病的なほど雨が嫌いで、朝起きて雨だとわかると急に出勤拒否に陥ってしまった。実家に車と、猫のエルを預けて傘のお世話になりながら駅に向かうのだが、歩き出すと定期券がなかったり、ハンカチを忘れていたりする。あきれ返った奥は私の分のハンカチを持っていたものだ。私にしてみればあの、雨でぬれた肌感触や、スーツの裾や肩の濡れるのが許せなかったのだ。ところが、海の上ではちっとも苦にならない。「雨ぐらいのほうが海が暗くて魚の警戒心が落ち、釣果が上がる。」と信じているほどである。
 亜熱帯から亜寒帯に位置する日本は雨が多い。この雨が豊かな自然を創ってくれている。魚も動物も、そして植物も世界一と言ってよいほどの豊富な種類である。これらが日本の文化を醸成してきた。文学や然り!自然に対する感性然り!食文化然り!     
 話を雨に戻せば、旧暦2月を木の芽月ともいうから、この時期の雨を表す言葉は木の芽雨だろうか。何とも粋な呼び名ではないか!昨日の千倉、白浜、洲ノ崎、館山辺りでは菜の花が満開だったが、菜種梅雨なんて黄色が鮮やかに目に浮かんでくるきれいな言葉もある。その後は卯の花腐しかな?春雨とくれば秋霖なんて言葉の響きも美しい!その他虎が雨、半夏雨、氷雨、時雨、寒九の雨・・・・。これらは気候や季節を表しているけれど、雨そのものに関わる名詞はいったいどれほどあるのだろうか?霧雨、小糠雨、白雨、篠突く雨、にわか雨、肘傘雨、驟雨、が、豪雨までくるとこれはもう来ては欲しくない。そうそう、遣らずの雨なんてのもある。もはや私には縁のなさそうな?雨である。
 雨が降り出してきた。晴ればっかりだったら砂漠になってしまう。今日は、昨日番屋で買ってきた鯵の丸干しを肴に温燗を呑みながら、庭に降る雨でも眺めて過ごそうか。・・・紅の 二尺伸びたるバラの芽の 針柔らかに 春雨の降る・・・は大好きな歌であるが、春雨にはちと早いようである。肌寒い!
 
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