暗中模索、五里霧中、七転八倒の釣り日誌

多趣味な世捨て人が、釣りを中心に幅広く、無責任な独断を掲載。

2012年05月

ベタ底のヤリイカ

昨日28日は鹿島のヤリイカ釣行に行ってきた。船は幸栄丸。ヤリイカにした理由は2つ!1つ目、黒潮が離れてから飯岡もタイの模様が芳しくないこと。2つ目は、ヤリの模様が良く、鹿島は70メートル前後で80号という爺には願ってもない条件であるから。
この日の幸栄丸は平日だというのに2杯出し。両船とも20人以上の釣り師を載せて河岸払い。この日のヤリイカは、ベタに近い底!多点掛けがほとんどない。それでも、9時半過ぎまでは順調につれ、37、8杯を釣り上げていた。ところが左舷側は乗りが悪いうえにシャークの攻撃にあい、皆さん、仕掛けをいくつもロストしているようだった。私も海面でシャークの攻撃を受けて、下3本のツノを持っていかれた。その後、替えた仕掛けを手前祭りさせてしまったり、周りの方とお祭りしたりしていいことがなく、結局12時沖上がりまでに、44杯であった。が、イカは超大型肉厚で申し分ない!44杯でもクーラー一杯だった。前回72杯(2番竿)釣った時よりさらに大きく肉厚になっていた。
さて、底のイカを釣りあぐねている中で、ミヨシ3番の方は1日を通して釣り上げていた。陸に戻り、昼食を食べながら底のイカの釣り方について教えを乞うた。教えはこうだ。  1、深さは70メータと浅いので大きなシャクリはイカを驚かせ、散らしてしまうようだ。小刻めでゆっくり目なシャクリがいい。  2、しゃくり上げはほどほどに。イカの群れは底にいるのだから、しゃくり上げるとツノは群れを通り過ぎてしまう。  3、ステイの時間を思い切って長く取る。その後のシャクリで乗ることが多かった。  4、ツノ数は5、6本で十分。浅いうえに底とあっては9本10本は必要ない。手前祭りや隣の方とのお祭りも減らすことができ、手返しが向上する。4番目は私の考えである。さらに、船中が込み合っていなければ、カワハギのたるませ釣りのように中重りを利用した釣りも可能だろう。
お隣さんや、お世話になっているDrにお届けし、夕食では生の中トロを買い足して握りずしにした。イカは身の表裏に縦の飾り包丁を入れて繊維を切断し、斜めに削ぐように刺身にした。当日にもかかわらず、柔らかいイカになった。1杯が550gもあり、2杯で60切れ取れた。ゲソとエンペラはさっと煮てもらおうか天ぷらがいいか考え中!続きを読む

小さくとも、実に美形!

 昨日、所属する釣りクラブの例会で、金沢八景米元丸アジ釣りに行ってきた。アジ30匹とデカさば2本、良い型のイシモチ1匹。多分頭…かな?米元丸を舫っている所も海の色が真っカッカ!船長の話だとプランクトンらしいとのことだった。いつぞやは貝類が全滅してその腐臭でマイッタとか!「沖まで?」と聞くと「はい。猿島あたりまではこの色でしょう。」という返事が返ってきた。すかさずイソメを購入した。澄潮対策で1.5号の仕掛けも作ってきたのだが、この色では出番はなさそうである。
 約束の7時半になっても一人到着しない。道が混んでいるらしい。私は、海底トンネルをいくつもこえるので、5時には家を出て、6時過ぎには駐車場に着けるようにしている。20分ほど遅れてようやく出船となった。
 無風ベタ凪!スミトモドッグ前水深18メータで第一投。こんな色の海中で、エサが見えるのだろうかと心配したが、まずは一匹目を釣り上げ、「はい、型が出ましたよ。」というアナウンスを受けた。ちなみに私のタックルは極鋭マルチ195に40号のビシ。リールはシーボーグ150に1.5号の道糸。道糸の先には5号のナイロンを2メータ繋いでいる。いわゆるライトタックルに入るのかな。従来は130号?のビシを使っている船宿だったが、最近ライトもOKとなった。船宿のレンタルビシは30号である。この、ライト、数を釣るというよりも、1匹の引きを楽しむ釣りと言ってよいのではないだろうか。195マルチは7:3調子というが、40号のビシをぶら下げると6:4調子。魚がかかった時はタイ竿のようにしなる。大サバをかけた時は竿先が海中に向かって突っ込んだ。
 船長の指示棚は2メータ。金谷港勘次郎丸だと3メータ。2メータでは赤い魚が釣れてしまうという。東京湾の西と東で1メータの差?昨日は指示通りに2メータで中りが多かった。中りが少なくなると4、5メータまで探ってはみたけれど。
 入れ喰いを繰り返して沖上りの2時を迎えた。5月2日の金谷沖(金鯵、大漁)とは違って20センチ前後、中には16センチぐらいも混じった。しかし、小さくとも体高のある太った金色に輝く実に綺麗な、そして美味しそうな江戸前のアジだった。夕べは鯵としめサバの握りずしを奥が作ってくれた。気管支炎で、食欲の落ちている母も、私たちと同じ10貫を平らげ満足そうであった。今夜はアジフライのはずである。時間があるので、ビシの目の調整をしよう。勘次郎丸には合わせてあるのだが、米元丸のミンチにはチョイ目が細かいようだ。そんなコンナを考慮すれば、船宿のビシを借りるのが一番なのだが、私のビシ、50号の鉛部分を切断し、40号にしたものだ。市販の40号より容積が大きいので、1回の投入で回数多く棚を探ることができる利点がある。パラパラとコマセを落としながら長い時間棚にとどまらせることもできる。まあ、正直に言えば横着なのである。
 目を大きくしてしまった後、勘次郎に乗るときは、アルミの細い針金で芽をつぶしたり、シャクリをゆっくりにしたりしてコマセの出る量を調節する。あるいは、ビシを棚にとどまらせている間にも船の揺れにあわせてパラパラとコマセがこぼれ落ちるので、ステイを長くするというのも一つの手である。
  

21日は小満!

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 昨日言ったようにやはり飯岡の模様が上向きのようだ。明日も良い釣果が期待できそうだ。が、奥の居ない明日も私一人で母の世話!明後日まで海がもつだろうか?
 今日は母の世話の合間、合間に畑に通い、ハウスの中のブドウのつるを整理して脇芽を摘んだり、とうもろこしの芽を間引いたりした。ナスやトマト、ピーマンの苗の茎は太く、葉は緑が濃くたくましくなってきている。最後まで残っていたゴーヤの苗も植えた。まだ6株残っている春キャベツを収穫すれば、キャベツの植わっていた畝に水ナスかオクラでも植えようかと思っている。
 思えば昨年、ナスは近年にないほどの良い出来だった。が、例の放射能で、ご近所に配るわけにもいかず、食べきれない分はもいで畑に捨てるしかなかった。切ない思いをした。ナスには申し訳ないと思った。キャベツもそうだ。冷蔵庫には配るわけにはいかない9個のキャベツが入っている。そんなわけで、わが家は毎朝毎晩、昼食にも山盛りのキャベツ料理が食卓に出る。もう捨てたくない。
 ハウスでは毎朝2~3本のキュウリが採れる。こちらはハウスなので安心している。もう少し木が育つと、毎朝10本近い収穫があるだろう。お世話になっているご近所に配ることができるのもあと少しだ。垣根のバラもサハラが見ごろになってきた。タイも野菜も木々も生き生きと今を生きている。21日は小満。旧暦の4月1日である。

釣りと射撃

 大原にぶつかっていた黒潮が昨日から沖に離れ、タイの釣果はやや下降気味のようだ。黒潮が近付いた飯岡沖は逆に期待が持てそうだ。大原、勝浦沖のヤリイカやハタは川の様な速すぎる潮で釣りにならなかったらしいが、これで潮も落ち着いてくるだろう。来週は風の吹く日もありそうだが、明日、あさっては良い釣り日和になるだろう。飯岡のタイ、鹿島のヤリイカ、フグに出かけてみたいが今夜から奥が里帰りのため、母の世話をしなくてはならない。月曜まではお預けというわけである。
 昨日の木曜日は射撃倶楽部の春の大会だった。母のオムツ交換と体拭きを済ませ、卵かけご飯をかき込み、射撃場へ車を走らせた。例によってトラップの成績が最悪で、36位!今回はオレンジのクレーの中に、白のクレーが混じっていて、これに発砲すると減点というルールだった。白はつまり、キジのメスのような禁鳥という設定で、狙いは矢先の確認というわけである。発案した会長が見事に白を撃ち砕いたときはやんやの喝采だった。私には初体験だったが、スキートでも白を撃つことはなかった。が、「そろそろ白が出る頃だ」なんて勘ぐったりすると銃の振り出しが遅れたり、発砲が遅れたりしてクレーに逃げられてしまった。山をかけず、自分の一瞬の判断を信じればよいものを・・・・。助手席に置いた参加賞のティッシュ5箱パックと賞品?の弾125発の引換券をちらちら見ながら帰路についたが、「週1回は射撃場に通わなくちゃ」といい年をしながら負けん気がむくむくと湧いてくる。釣りに負けず劣らず射撃も面白いものなのだ!

中層のタイは?釣り座は?

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 前回のブログに書いたように、奥の通院やら母の訪問看護の時刻の関係やらで諦めていたタイ釣行が昨日実現した。というのは、奥の診療が思いの外早く終わり、母の看護時刻までに帰宅したのだ。急いで道具をそろえ、飯岡港幸丸に向けて出立!
 11時半に着くと5番目だった。四隅は埋まっていたので、好きな右舷のミヨシ2番に名前を書いた。理想的には1番が良いのだろうけども、仕方がない。タイ釣りではトモよりミヨシのほうがいいと私は思う。大概はトモが潮上になる。だが、タイのように群れている魚種では、エネルギー効率の点からいって活性の高い小型のタイの餌食になりやすい。ダイビングをしている友人の話では、エサを撒くと小魚ばかりがわっと寄ってきてむさぼるように食べるそうだ。大型の魚は、その周りを悠然と泳いでいて、流れてきた食べ残し?をゆったりと、時には素早く食べているそうだ。つまり、トモ1番や2番の釣り人が落としたエビに小型がわっと群がる。大ダイはその光景を横目に見て悠然と泳いでいる。するとそこへミヨシのエビが下りてくる。てなわけで、ミヨシの釣り人の竿が弧を描くのである。ミヨシの良くない点はピッチングが大きくて船酔いしやすいことだろうか。
 午前便の皆さんはクーラー一杯の花ダイを釣ってきたようだ。如何にして花ダイの群れの中の大ダイを針にかけるか!うまい手はないものだろうか!群れのチョイ上か?その下か?
 第25幸丸は実川船長の操船で港を定刻に出発した。フグ釣りを教えてくれた船長だが、タイ釣りでも実川さんの時は2回、竿頭を取らせていただいた。40分ほどでポイントに到着!水深は30メータ弱。皆さんの竿が曲がり、良型の花ダイが上がり始める。午前便より大きいようだ。私にはホウボウ。これはキープ。そのうち花ダイも上がり始めた。が、大ぶりなもの以外はリリースした。明日、つまり今日の天候が悪そうなので、干物は無理と判断したのだ。やがて、真鯛もかかるが手のひらサイズばかりで、これもリリース。29メータの底から回収していると、15メータのところでよい中り!元気な引きにイナダかと思いきや上がってきたのは後検700gのマダイだった。左舷の人がたまたま見ていて「追い上げてきたんですかねぇ。」とおっしゃった。追い上げというよりも、花ダイの群れの上にいたのではないか?タイの視線は前方やや下に向けられている。捕食の時はやや下に向かって泳いでいるはずだからである。テンヤがふわりふわりと落ちてきて、着底してテンヤの動きが止まった瞬間に中りが集中することとも合致する。この時、探検丸の示す20メータから下は真っ赤であった。
 それからは、20メータでちょいちょいと誘って4号テンヤをふわりと落として待つ作戦にした。するとコッツという中り。合わせるが針掛かりしない。まだエビが残っているはずと落とすとまたもコッツという中り。が、これも針掛かりしない。誘った時にテンヤに抵抗感があるので、まだエビも残っているはずだともう一度落とすとやや大きな中り!しめたと竿をあおるとずっしりとした重量感のある手ごたえが返ってきた。次の瞬間海底に向かって突っ込み始めた。竿を立てて巻くが、リールがじりじりと鳴る。船長がそばに来て「タモいる?」と聞く。「うん、1キロは優にありそう、2キロかな?」とやりとりしている間にも少しずつ糸が出ていく。私はこんな時も、竿は立て気味に保ち竿の弾力をフルに使い魚をいなす。㐂栄丸で、「傘をさすように竿を立てて。」と教えられたからだ。そのうち魚の引きも弱まりハリスが見えてきた。しかしこの後も、浅場で喰った魚だからだろうか2度3度と突っ込み、タモに入るまで、抗い続けた。上がったのは実にきれいな、腹パンパンの後検2.3キロのマダイだった(今夜捌いてみると一部色づいた大きな精嚢を持ったオスだった。タイにもイケメンているんですね。)。味をしめ、群れが写ると群れの上際でテンヤを止め誘った。皆さんもお試しあれ!群れがいなくなってからは底を狙った。6時過ぎはリリースサイズだったが、真鯛ばかりだった。針掛かりしない中りの中には中ダイ、大ダイもいたはずである。前回のブログに書いた通り、飯岡もいい調子になってきましたよ。

スイッチ・ON・・・・その2

 奥の竿に強い中り!竿を立てられず、魚に引っ張られている!キロオーバーか!が、サバほどではないけれど、竿先が細かく震えているようだ。底へは引っ張られているけれどタイではなさそうだ。じりじりと糸は出ていく!ほんのちょっとだけドラグをきつく締め、糸の出を抑えた。とたんに奥の腕が悲鳴を上げ始めた。そうか、ドラグは魚の引きだけではなく、腕の負担も和らげ軽くしてくれるのだ。奥はリールが巻けないと言ってリールを上にして巻こうとしてみたり、両手で竿を引き起こそうとしたり文字通りの悪戦苦闘!そのうち、もう巻けない代わってと言い始める始末だ。ちょっと竿を起こしてやり、巻かせる。ハリスが見える頃には横に走る青い影。竿を立てさせて、逃げようとする魚の動きを抑え込んだ。立派なイナダだ。タモに向かって魚を引っ張るように指示を出し、無事にキャッチ。この後もイナダの入れ食いショウーだった。奥は「腕がいうことを聞かない、釣りって大変ね。」と言いつつ、満足気であった。この日も深さこそ20メータ立ちだったが、波と風で中りがとりづらかった。私も半分くらいは竿を出し、3号と4号を使い、イナダ、ホウボウ、花ダイを釣った。マダイはリリース4枚だった。奥にもオーバルテンヤ4号を結んであげたが、底を取れなかったようだ。しかし、8号でも中りは途切れることがなく、エビは2パックを使い切り、中りの多かった分楽しめたようだ。今度はフグを釣ろうとの提案には素直な返事が返ってきた。
 それにしても7日の月曜日は良型花ダイにエサを奪われ、10日はイナダに横取りされ、タイにまで届かせることができなかった。今日は花ダイの合い間に腹パンの中ダイ、大ダイが上がリ、飯岡も乗っ込みに入ったようだ。明日あたり釣行すれば間違いなさそうなのだが、奥は通院、母の訪問看護が9時半・・・・いかんとも・・・・諦めるしかない!

スィッチON!

  今週、黒潮が大原にぶつかるようなコースになり、且つ、海水音も18度を越しているようだ。新幸丸のブログには中ダイ、大ダイが舞っている。いよいよ乗っ込み本番か!私も月曜、木曜とテンヤ真鯛釣行に!が、選んだ海は飯岡沖!大原に行けば乗っ込みのおすそ分けに預かれそうなのだが…。大原でテンヤ真鯛を教えてくれたのは㐂栄丸の佐藤船長!その㐂栄丸は訳あって、6月8日まで休業なのだ。そこで飯岡なのだが…。貧果に終わってしまった。
 月曜は午後便に乗った。船長は若社長。仲乗りさんに大ちゃんという最強コンビで、良型花ダイは入れ食い状態だったが、真鯛は500g調度が2枚と300gが1枚、リリース1枚に終わった。それでも竿頭?海はベタ凪、水深20メータ。100枚の花ダイよりも中ダイ1枚がほしかったのだが。
 9日、母をショートステイに送った後、奥を載せて午後便狙いで千葉を出発。途中で幸丸に電話を入れると、大気不安定が釣り師の足を引っ張ったらしくお客もなく、銚子?気象台の予報も最悪とかで、出船中止。することもなくなって・・・酒を呑んで一日を過ごした。
 夜、翌10日は風は吹きそうだが波はなさそうなので予約の電話を入れた。4時には来てくださいねと言う社長の言葉だったが、朝には弱い!が、前日泊まるほどでもなく、目覚ましのお世話になることにした。
 夜半の雨風も丑三つ時には収まり、奥と二人飯岡へ!
 4時半、5人のお客を載せて定刻に出船。30分ほどでポイント到着。水深20メータ。初体験の奥には22グラムのインチクタイプをセレクトし、エサのつけ方からレクチュアして第一投。底の取り方と誘いを教える。あとはおかしいと思ったら思いっきり竿を上げろと助言した途端!!ムッムッ!これは・・続きは明日に。

金鯵、大漁!

  報告が遅くなってしまった。先日の勘次郎丸アジ釣行は大漁だった。
  駐車場に着いて、出船準備をしている船長に尋ねると、今日の釣り客は6人だとか。天候が雨模様で、キャンセルが相次いだとかいう話だった。曇りか雨のほうが、海が暗くてアジの釣果は良いものなんですよ、皆さん!しかも、当日荒れてくるのはお昼後のはず!アオイソメはいりませんよ、昨日のお客さんの残りがありますからね、と言う船長のありがたいお言葉!なんとなく得をした気分に!60男はイージーライダーなのです。
 6時ちょっと前に全船、港を出て、港口で6時を待つ!6時になるや否や、フルスルットルで各船目指すポイントに向かう!これは金谷港のルール!どの船も舳先を水上に突き上げて走る、走る!この光景は何回見ても圧巻で、ビデオに残したいほどである。やがてスローダウン。潮回りをした後、ブザーで一斉に投入。すぐに中りで竿先が震える。ちょっと待って、が、追い食いがなさそうなので巻き上げにかかる。明らかに中鯵のずっしりとした重み!しかしお隣さんとお祭り!タモを出すがまつった道糸とタモが錯綜するうちに中アジ君は海底に…。残念!
 しかしその後順調に釣れてクーラーは半分くらい埋まった。棚は、終日底から3メートル。私の仕掛けは勘次郎丸仕掛け2メートル。クッションは1.2ミリを30センチ。いつもは1.5ミリ50センチをチョイスするのだが、当日は何となく1.2ミリ30センチ!そのせいかほぼセオリー通りの棚どりだった。つまり、着底の後間を空けてハリスをなじませ、その後3メーター巻き上げてから底を取り直す。そのあと1メートル巻いて一振り。さらに1メートル巻いて一振り。50センチ上げて一振り。50センチ上げて待つ!と言うわけだ。
 その後は、潮の流れも弱かったので、潮回りをして底を確認した後は、着底の5メーターくらい前からはサミングしながら落とし、正確な棚どりに徹した。
 30センチ前後の中アジのほか、35センチ超の立派なアジも含めて27匹の釣果だった。この日、沖上り30分前の私は入れ喰い状態だった。
 この日のタックルはダイワの195マルチ。リールはシーボーグ150。道糸1.5号に5号のリーダーを2メートル。40号ビシ。コマセを撒くのには大きくあおらないといけないが、中りも大きくダイナミックで釣れた後の醍醐味はこの上ない!当日の込み具合にもかかわるが、ライトタックルを試されてはいかがだろうか?ビシの目は船宿のミンチと合わせないといけないので、船上で目の大きさを調整するアルバイトは覚悟しないといけない。それもまた一興ではないだろうか?
 刺身は断るまでもなく、ムニエルに塩焼き、たたきと、絶品であった。立派な中鯵なだけに、フライにするには大きすぎた!

明日こそ金鯵だ!

 GW前半は、川村記念美術館のツツジを見に行っただけで、家でおとなしくしていた。が、その間も、お向かいさんからはイシモチで作ったさつま揚げとフキの佃煮を、お隣さんからは春シメジやワラビ、筍をいただいた。みなGWの獲物のおすそ分けというわけだ。フキやワラビを見て、「そうか、そんな季節になっていたのか!タラの芽や木の芽も最盛期だろうな。」と少ししんみりしてしまった。というのは、ラッキーがいた昨年の春までは、毎日のように一緒に山に入り、フキや木の芽を摘んで佃煮を作ったり、ワラビを摘んだりしていたからだ。山際のタラの芽はみんなに採られてしまい、猟期よりもずっと山奥まで足を延ばさないと手にすることはできなかったっけ。ラッキーの居ない今年の春は、ただの一度も山に足を運んではいない。いやいや、庭にすら下りない日もある。文字通り、15年と3か月、ラッキーと共に暮らしていたのだった。
 明日から天気は大きく崩れそうだ。が、東風のようだし、東京湾ならまだ釣行できるだろう。そこで勘次郎丸に予約を入れた。明日は金谷の金鯵を釣ってくるぞ!数は出ていないようだが、型は良さそうである。奥と母の3人暮らし。3匹も釣れたら十分だ。4匹目からはおまけである。夜は久しぶりに金鯵の刺身にしよう。外道で、大サバでも釣れたらうれしい!身が隠れるほどの塩で30分間〆、昆布と酢に30分間漬けて食べたい。身は透き通るような赤で、見とれてしまうほどである。そのためには釣ったらすぐにエラと内臓を取り、血が抜けたら水氷に入れて持ち帰らないといけない。まかり間違っても、タルの中で絶命させてはいけませんゾ。アジとサバが一番旨いと、個人的には思っている。健気にも3匹で十分と言っているのだから、30匹ぐらいは釣らせてください、釣りの神様!
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