この日の幸栄丸は平日だというのに2杯出し。両船とも20人以上の釣り師を載せて河岸払い。この日のヤリイカは、ベタに近い底!多点掛けがほとんどない。それでも、9時半過ぎまでは順調につれ、37、8杯を釣り上げていた。ところが左舷側は乗りが悪いうえにシャークの攻撃にあい、皆さん、仕掛けをいくつもロストしているようだった。私も海面でシャークの攻撃を受けて、下3本のツノを持っていかれた。その後、替えた仕掛けを手前祭りさせてしまったり、周りの方とお祭りしたりしていいことがなく、結局12時沖上がりまでに、44杯であった。が、イカは超大型肉厚で申し分ない!44杯でもクーラー一杯だった。前回72杯(2番竿)釣った時よりさらに大きく肉厚になっていた。
さて、底のイカを釣りあぐねている中で、ミヨシ3番の方は1日を通して釣り上げていた。陸に戻り、昼食を食べながら底のイカの釣り方について教えを乞うた。教えはこうだ。 1、深さは70メータと浅いので大きなシャクリはイカを驚かせ、散らしてしまうようだ。小刻めでゆっくり目なシャクリがいい。 2、しゃくり上げはほどほどに。イカの群れは底にいるのだから、しゃくり上げるとツノは群れを通り過ぎてしまう。 3、ステイの時間を思い切って長く取る。その後のシャクリで乗ることが多かった。 4、ツノ数は5、6本で十分。浅いうえに底とあっては9本10本は必要ない。手前祭りや隣の方とのお祭りも減らすことができ、手返しが向上する。4番目は私の考えである。さらに、船中が込み合っていなければ、カワハギのたるませ釣りのように中重りを利用した釣りも可能だろう。
お隣さんや、お世話になっているDrにお届けし、夕食では生の中トロを買い足して握りずしにした。イカは身の表裏に縦の飾り包丁を入れて繊維を切断し、斜めに削ぐように刺身にした。当日にもかかわらず、柔らかいイカになった。1杯が550gもあり、2杯で60切れ取れた。ゲソとエンペラはさっと煮てもらおうか天ぷらがいいか考え中!続きを読む
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