暗中模索、五里霧中、七転八倒の釣り日誌

多趣味な世捨て人が、釣りを中心に幅広く、無責任な独断を掲載。

2012年12月

新幸丸、突然の強風!

 天気図やら波予想やらを見ていたら、なんとなく凪そうな様子なので、新幸丸に予約を入れた。12時まで眠れず、やっと寝たかと思えば2時に目が覚めてしまい、集合時刻の1時間も前に大原に着いた。いつものように右舷ミヨシ1番にクーラーを置いて釣り座を確保した。たまにはトモで釣ってみたいと思うのだが、今朝もすでにクーラーが置かれていた。5時半?河岸払い。
 キャビンで寝ていたら、スローダウン!太東の沖合らしい。早速4番カブラを送り込むとタイの中りがあり、手のひら大を釣り上げた。が、何となく気持ちが悪い。船酔いらしい。背中や二の腕、腿や足の裏にホッカイロ10枚を張ってきたが、体が熱くて暑くて…。現金なもので釣れ始めたら船酔いも治まってきた。釣果だが小鯛が10枚。あまりに小さなタイ1枚は再び太東沖の海へ。大きなウマズラも4枚。小さなものはお帰り願ったが、船長によると大きなものは800円ぐらいするらしい。肝和えにするとうまそうだ。エラを切って血抜きを忘れない。
 朝まずめ、中りに合わせを入れた途端にフッと軽くなり4号カブラをロストしてしまった。カブラごと呑みこまれ、歯が当たって切れたのかもしれない。とすると大ダイ?以後2号カブラに変え、ゆっくり落とすようにした。今日の釣果のほとんどは2号カブラの釣果である。探検丸に反応が出てくると潮回りを繰り返すのは、どうも、JRA(ウマズラ)の反応らしい。
 大きく潮回りをしていると、空には雲一つないのに急に風が強まってきた。太東にだいぶ近づいたポイントで釣り再開となったが、波も高く、立っていられない程である。風はますます強くなり、波頭は白く崩れて、ウサギだらけになってしまった。黒雲もないのにどうして強風が吹き荒れるのだろうか?竿先もびりびりと震え、糸はふけ、中りが取れない。底は、ブログに書いたように(「待望の午後船だったが」)水深+αを繰り返して何とか底付近にカブラを送り込んでいるはずなのだが。その証拠に、エサがかじられている。エサを付け替えた時に、強風下での釣り方を船長に聞きに行った。そこで教えていただいた釣り方を皆さんにもお教えしましょう。まずテンヤだが、2号からやや重い5号に替える。テンヤを送り込んだら竿先を下げて、波に近づけて道糸の受ける風の影響をできるだけ躱す。道糸はピンと張って中りを取りやすくする。シャクリはマメに入れる。あとは・・・・何だったか…(思い出したらまた書きます)。ともかくこれらを実行したら、20センチ強のチビハタをたちまち釣り上げてしまった。これもリリース。風はますます強くなり、11時、納竿となった。キープ9枚でも頭だったようだ。でも、9枚とも小さくて、尾頭付きでから揚げかな。刺身はちょっと無理だろうなぁ。

良型フグの一夜干しで一杯!

 木曜日に釣ってきた良型フグを一夜干しにした。水800ccに醤油100cc、酒100cc、塩50gを加えた中に、開いたフグを1時間半ほど付け込んだ後、一晩、冷蔵庫の中で水切りをした。漬け汁がたれ無くなったフグを早朝から干したが、北風とお日様のお蔭で夕方には程よい乾きに仕上がった。醤油を入れたので、透き通るような飴色に仕上がリ、その様は見とれるほどである。今、一枚を弱火でふっくらと焼き上げ、ジャック・ダニエルのオンザロックを呑んでいる。桜のチップで燻製にしても、美味そうだ。毎週末のことだが、奥は98になる母親の介護に出かけ、金太郎とピン、それに私の母親の二人と2匹の静かな夜である。9時にオムツを付けた後は、酔いつぶれるまで飲むつもりだ。時代劇チャンネルを見ながら3枚ずつ真空包装しているが、妹たちに年賀代わりにタイの一夜干しと一緒に渡す計画である。口の悪い友人は「タイは良いが、新年早々名古屋フグの年賀なんて!当たっても当らなくても最低のスタートだ。」と言うが、美味けりゃいいではないか!明日はその友人にクール便で送りつけてやる。退職後調理師学校に通い、首席で卒業して答辞を述べた友人、あまりの美味さに悶絶することだろう。因みに彼の趣味はスキューバダイビングである。ご馳走をながめるだけだなんて、理解できない!

長岡丸、シブイが…満足!

 大原が思わしくないようなので(底荒れか?)、急遽、鹿島の長岡丸のフグに予約を入れた。最初、数多ある船宿から長岡丸を選んだのは、何のことはない、大学が新潟だったので、長岡という響きが懐かしかったというわけである。でも、大船長も、若船長も、中乗りさんも、そして女将さんも人柄が良く、気持ちの良い対応をしてくれる。てなことで、鹿島では長岡丸に乗ることが多い。
 5時、ヒラメは長岡丸と大宝丸の2隻出し。フグは第三長岡丸に4人を載せて河岸払い。が、その前にちょっとした事故?があった。係留してあるヒラメ船からフグ船に乗り移った時に、何やら落下物が!ナ、ナント、私のミリオネア100が竿から外れて海底に向かって…!1号の糸を100メートル、両手で巻き取りミリオネアを釣り上げた。受付の真水で一応洗い、竿には予備のシマノの小船を装着した。急遽フグに決定したことで、リールの固定が甘かったらしい。まあ、良い経験をした。皆さんも、ご注意あれ。ミリオネアだが、ダイワへの送り出しは昨日で終了し、来年になるとかいう話なので、自宅で改めて水洗いをした後陰干しをすることにした。年が明けたらダイワでオーバホールをしてもらうつもりだ。
 第三長岡丸は40分ほど北上して実釣開始となった。今日は群れが小さい、入れ掛かりはないなぁと大船長はぼやくが、入れ掛かりのようにして良型フグが竿を絞る。8匹を釣り上げたところで潮回り。艫の釣り師が合わせ方を聞きに来たが、数多く釣るにはまめな空合わせを助言した。あなたは違うようだがと尋ねて来るので、小幅にスッと誘いー中りを出しー合わせを入れるという私の釣り方もお話しした。でもこの方、大きなマゴチは釣るは、良型のイシガレイは何枚も釣るはで羨ましいほどだった。
 終わってみれば53匹。頭は69匹だったとか。53匹でも良型フグばかりだったし、誘いの後の中りへの合わせも決まったし、まあ、満足だった。が、掛け損ないが何度かあったのは何とも腑に落ちない。根掛かり」の後は鉤先を確認して研いだし、広がった鉤先の修正もした。鉤軸に向かって入り込んだカットウは膨らんだフグを外すのが一苦労なので、ナチュラルなカットウ鉤を好んで使っているが、それが良くなかったのか?竿を立て、ポンピングは入れないでできうる限り早く巻いたつもりだが、それが甘かったのか?多寡が釣りだが、課題は尽きない。

ショウサイフグデビュー!

 奥の話である。母がショートスティに行っている間、昨日の14日だが、二人して大原港鈴栄丸のショウサイフグに行ってきた。奥は初めてである。釣りそのものが未体験ゾーンに等しい。タイが2回(「浅場のタイ」、「スイッチON」「その2」)。ヒラメが1回(「幸丸 奥と型狙いのはずが」)。そして今回が初体験のショウサイフグというわけである。早寝に耐え、丑三つ時の起床に耐え、アネロンを飲んで船酔いに耐え、亭主の趣味に付き合ってくれている。良妻?とんでもない!釣ってきた魚がアジだろうがイサキだろうが、ただの一度だって鱗一枚落としてはくれない!
 集合時刻までに少し時間の余裕があったので、波乗り道路の一宮PA付近で車を止め、ナンタラ流星群をしばし観測!大きな?はっきりした?長い?流れ星を見せて大原へ。その間にも明るい流れ星を見たらしい。
 4時過ぎに船宿につき、胴の間に並んだ釣り座を確保した。手続きを済ませ、道具を軽トラの荷台に載せて船着き場に歩いた。4時50分河岸払いで、50分かけて一宮沖に到着。船長の「はいどうぞ。」で釣り開始。エサ付けやら振り子のようにする投入やらを説明した後、20センチほどスッと誘って中りをだし、そのまま巻き上げて掛けるわたしスタイルの釣りを実演して見せ、小ぶりだが生きのいいショウサイフグを掛けて竿を渡して巻き上げさせた。取り込みや外し方を教えて実釣開始!誘いのスピードと誘い幅を教えるがスピードがやや足りない。フグがいないのかもと思い竿を出してみると、そんなことはない。入れ掛かりでかかってくる。奥の竿を取り、誘って見せたり、竿を持つ奥の手に手を添えて誘って見せたりして掛ける。そのうちに一人でもかけられるようになってきたが、見ていた船長、まだるっこしくて我慢できなかったのだろう。「もっと空合わせを入れて!」とマイクでガ鳴る。船長も竿を出した後は「私の竿先を見て。」と奥にレッスンしてくれた。どこの船長もそうだが、釣り客に何とかたくさん釣らせようと一生懸命である。途中、奥は、尻手ロープを巻きこむアクシデントを起こし、直している間私の極鋭165マルチセンサーを渡したら、あらら不思議!次々とフグを釣り上げている。船長も「竿が長い分、竿先が大きく振れて掛けやすくなったんだね。」とおっしゃる。てなわけで以後は奥が165センサー。私がリーデングのフグ竿ということになった。鈴栄丸名物の味噌汁にも箸をつけずに釣り続けている。竿についてさらに言えば、道糸も165は1号を巻いてある。リーデングは2号で、中りも「?」と言う感じの時もあり、努めてシャープにしゃくらないと掛からない。竿の調子と糸の違いを再確認した。9時前までは入れ食いのように釣れ続き、奥も25,6匹を釣ったようだった。終わってみれば二人合わせて77匹。半分は一夜干しにし、残りはお世話になっているご近所におすそ分けし、突如現れた妹と連絡した息子がもって帰った。明日は日が出るようだから良く干しあがることだろう。そうそう、一昨日、房州を金太郎と奥とでドライブ(養老渓谷の蕎麦屋を尋ねたのだが…休みだった)した帰り道、新幸丸に立ち寄り、6号のカブラを買ってきた。さっき、白のラッカーを塗り、乾いたところで蛍光緑をかぶせた。去年は晦日に4.2キロのタイを釣リ、正月に一族郎党で食べつくすことができた。さて、30日の予約は取ったけれど2匹目のドジョウ、いや、タイは・・・・神のみぞ知る、かな。

待望の午後船だったが…

 12日の水曜日、午後船が出るというので、乗ってきた。藤井大兄とご一緒することができた。「おめでとうございます。」と申し上げた後、タイの歯の話や親鉤の角度、リーダーはフロロかナイロンかなど教えていただいた。そうこうするうちに午前船が返ってきた。釣果を見てびっくり!立派な鯛がずらずらっと女将さんのカメラの前でポーズを作った。思わず藤井さんに「全部釣ってきちまったんじゃぁないですかね。」と言って、しまった!と思った。こんな言葉を自ら言ってはいけないのだ!案の定、午後船はさびしい釣果になってしまった。私が1キロ、500グラム、300グラム、手のひらクラスと、孫鉤を飲んでしまった小鯛1が、頭ではなかったか? 
 この日は岩船沖?の60メーター立ちを流した。出船する前、深さを聞いたら「まず60メーターから流します。」という若船長の答えに、「いやぁ、テンヤがない!。」とつぶやいたら、「俺の使い古しですけど、良かったらこれ差し上げます。」と8号カブラをいただいた。上下に蛍光グリーンを塗り、周りは薄い紫で染めてある。なんとなく釣れそうナ・・・・。このカブラで1キロと500ぐラムを釣った。明確に底を取れたので、4号に落としたが、すでに中りは遠のいていた。
 後半は岸に近づいて23メーターから40メーターを流した。ここでは2号に替えて、夕マヅメのチャンスタイムに備えたが、残念!不発に終わった。
 最近は探検丸に頼りっきりである。60メーターを攻めるときは50メーターまではガイドのストレスなく早く沈め、50メーターからはテンションがかかるかかからない程度で慎重に落としていく。一つは、スプールに添えた中指をこすっていく糸の重さを確認しながら落とす。もう一つはテンヤが宙づりになったのを感じたら、竿をしゃくってスプールから道糸をだし、その後はスプールに添えた中指で糸をしっかりと抑えてスプールから出した分を沈めていく。その繰り返しで着底させる。その時の潮次第だが、探検丸の示す水深を過ぎたら着底を見逃さないよう細心の注意を払っている。もし明確な着底が判らない時は、水深+1割~2割出したところを底として中りを待ったり、誘いを掛けたりしている。その反応次第で、さらに1割まで糸を出して誘いをかけている。そのうちに着底も確認できるようになる。アバウトな方法だが、これで結構釣れている。つまり、「底付近」を探っているということだ。キャストの時も潮の流れに合わせて投げ、目の前で着底し道糸がまっすぐ立つように投げている。だが、こればかりは両隣の方々の糸を把握しておかないと、お祭りで迷惑をかけてしまうことになる。

入れ食いもあったのだけれど…

 昨夜、新幸丸のHPを見たら、今日の5日、午後船が出ることが載っていた。早速予約の電話を入れた。
 大きめのクーラーを載せて家を出、11時に大原着。ゆっくりと支度をしていると新幸丸が帰ってきた。午前船はライトヒラメだったそうで、皆さん何枚か釣り上げたらしい。宮本プロも良い型のヒラメを釣り上げていた。船長に今日のタイの水深を尋ねると、「45メーター前後だから5号でいいでしょう。」とアドバイスをもらった。ところがこれは困った!4号のカブラしかない!ままよと船に乗った。
 12時河岸払い。凪の海を40分走って太東沖の40メーターラインへ。すぐさま4号カブラを落とすとすぐに中り!軽く合わせると小さいだろうがタイの引きが伝わって来た。矢張り小さな小さなマダイが顔を出した。これはお帰り願った。2投目も着底と同時に中り!これはいい型のようだったがタイの絞り込むような引きが来ない。「タモいりますか?」と若船長が聞いてくるが抜けるだろうと思い断った。上がってきたのは・・・赤いには赤いが、やはりタイではなくチカメキントキだった。うねりに合わせて抜き上げた。甘辛い煮魚にするとうまそうだ。
 3投目もクンクンという小さな中りに恵まれた。合わせるとこれも重い。が、重いだけで引き込みがない。案の定JRA、ウマズラだった。
 ここまでは空振り失く釣り上げたのだが、なんとなく嫌な予感が・・・・。この日、4時45分の沖上りまで、入れ食いの流しもあったのだが、とにかく小さい!花ダイだったら充分にお持ち帰りサイズなのだろうが真鯛ではねぇ。14枚?ぐらい釣ったはずなのだが、お持ち帰りは5枚だった。あとはチカメキントキとウマズラ3匹。ウマズラの肝をたたいて鍋のスープにするとコクのある素晴らしい汁ができるので明日の夕飯が楽しみだ。皆さんもお試しあれ。タイもだんだんと深みに落ちてきているようだ。少し重いテンヤやカブラも用意しておこう。
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