暗中模索、五里霧中、七転八倒の釣り日誌

多趣味な世捨て人が、釣りを中心に幅広く、無責任な独断を掲載。

2013年02月

直結取り込み会得?

20130226061328  昨日、鹿島港・長岡丸でヤリイカを楽しんできた。最後の一流しまでは単発で数は伸びなかったけれど、凪の海、練習のつもりで直結を通した。その結果、取り込みのコツの様なものを得ることができた。ものの本などには「決して緩めないで取り込む」と書いてあるが、自分では緩めていないつもりなのだが前半はバラシの連続だった。いろいろと試行錯誤を繰り返したがそれでもせいぜい1杯しか取り込めず、ブランコにしようかと途中では思ったほどであった。直結を通した末に会得したことが2つ!その1、仕掛けまで巻き上げたら竿掛けには掛けない。竿は座席に直接置く。その時、竿先は海面につくほど下げておくことだ。そして、竿先を持ち上げながら幹糸を下の方、身を乗り出してできるだけ海面に近い所でつかむ。その2、つかんだ幹糸を大きく身を反らせるようにして空に突き上げながら空いている手で幹糸を下の方でつかむ。この時もできるだけ海面に近いところをつかむ。つかんだら、また、身を反らせて空に付き上げるようにして仕掛けを手繰る。このように取り込めば、ヒトヒロずつ取り込むことになる。イカが掛かっていてもいなくても、後ろにどんどんと投げる。重りを回収したら掛かっていたイカは樽に入れる。この後、船上が混んでいたら、お祭りを防ぐために投入器に入れて遠くに投げ入れる。空いているようだったら直で落とすが、直結ではほとんど手前祭りはない!と言うわけで26日の長岡丸船上での収穫は大きかった。次回の釣行が楽しみだ。
 一度だけ、可哀そうなことをしてしまった。それは、触手を身切れさせてしまったことだ。おそらくそのイカは飢え死にすることだろう。海の中ではそうそう度々エサの小魚に巡り合えるとは思われない。ならば1本の触手で上手に捕らえることが出来るようになるとは考えられないからである。

タイは深場へ!

 昨日、22日の話である。朝、藤井大兄のブログを開いたら、新幸丸の午後船に乗るという記述!それならと電話を入れて大原行きとなった次第。が、ヤリイカに行ったままだったため、タイの準備の忙しいこと忙しいこと。そんな時は決まって忘れ物をしてしまう。案の定、リールは予備のリールを詰めてしまうわ、手袋もタオルも忘れるわで走り出してから心配でならない。赤信号で止まった時燃料ゲージを見たら空に近い。20日の幸丸、21日の射撃場通いのあと補給しておかなかったのだ。高速手前のGSで補給して飛ばした。ガソリンがじりじりと値上がりしている。きっと船の油代も上昇していることだろう。
 大原着11時35分。リアハッチを空けて合羽を出していると女将さんが荷物を取りに来てくれた。私が最後らしい。急いで船に乗ると、なんと藤井大兄の隣にクーラーが置かれていた。これだけで緊張してしまった。
 海は凪ぎ。セーターだけでも寒くない。いや暖かいほどである(大オニを持つ藤井大兄の後ろのセーター姿が私です)。しかし船は動かない。潮も動かない。4号カブラで始めたが、60メートル立ちで70メートル出して底を取った。が、お祭りしてしまう。船長から重くするようアドバイスを得て、6号にチェンジして送り込むが、中りは遠い。微かな中りに合わせるとお祭りしながらチビ鬼カサゴが上がってきた。リリースしたがこれがお兄さん、お姉さん、両親、叔父さん叔母さんを呼んだのかこのあとは良型鬼カサゴのオンパレードとなった。まず藤井大兄が釣りあげ、右舷ミヨシの方は3匹も釣りあげていた。私も1匹やや小ぶりな鬼カサゴを釣り上げた。ほぼ全員が釣り上げたようだった。これはこれでうれしいのだが、タイが顔を出してくれない。タイ特有のあの引き込みが味わいたくて来たのにである。
 日がかなり傾いたころようやく掛けるが2,3回巻いたところでばらしてしまった。思わずため息が漏れたがすぐ竿先を落とすとまたかかった。隣の藤井大兄が「タイだね。」と保証してくださったが、海底に向かっての引き込みが弱い。半信半疑だったが現れたのは紛れもないタイで、ようやく坊主を脱出できた。と、すぐ、左隣の方がタイを釣り上げ、夕まずめの入れ食いタイムかと期待したがあとが続かない。沖からかなり岸へとポイントを替えたが日没、ジ・エンドとなった。でも、左舷では中ダイが2枚出ているのだから、合わせそこなったりやり過ごしたりした中りの中には中ダイ、大ダイの中りもあったはずである、と考えるようにしている。
 カブラは6号と一時8号を使ったが、持参した竿には6号でも重すぎた。以前にも書いたけれど、5号までで止めておかないと合わせも決まらない。当分は60メーター、70メーターを狙うらしいので次回は硬めの竿を持って行くつもりだ。新幸丸オリジナルの竿がもうじき出るらしいので、1本予約を入れて帰路についた。それにしても深場のタイは難しい!いや、難しいから面白いし価値があるのだ!

ヤリイカ束釣り・・・だった、昨日は!

 「昨日は入れ食いだった。」とは釣りではよくある話だ。今日の幸丸がそうだった。昨日は1艘だったが、今日はなんと5艘出し!しかし・・・私の乗った25号船では頭で57杯だった。私?恥ずかしい、18杯!激しく叩いてもダメ。大きくしゃくり上げても乗らない。サミングしながら落としても乗らない。海底に這わしても気配がない。敗因は、有る。
 まずツノであるがこれが昨シーズンのものだったこと。よく見ると細かい傷がたくさんついていた。つまり、艶が無かったのである。そのせいだろうか、隣の方は41杯を釣り上げていた。
 次に、当たりパターンをつかめなかったことだ。途中で実川船長に「イカはどこにいるの?」と聞きに行った。すると、「そこから5メーターくらいですね。ふわりふわりと誘ってみてください。」とアドバイスを得ることができた。それからは、底を1メーター切ってからしばらく間をおいてから、竿先で1メーターぐらいふわりと誘うと乗らせることができるようになった。その後はゆっくりまいて追い乗りを狙った。しばらく漂わせてから優しくしゃくることが今日のキモだったのだ。うむぅ・・・
 幸丸では助手は乗らない。船長がお祭りをほどいているが、頻発すると釣り師同士で解かないといけない。しかし、あの大型船に片舷7人しか載せないので、めったにお祭りは起きない。ほどくのに時間がかかるようだったら新しい仕掛けに取り換えた方が効率がいい。仕掛けは多めに用意して釣行するとよいだろう。釣れたヤリイカはみんな肉厚のパラソルだったので、型には満足している。

再び鈴栄丸へ!

 奥の再度釣行の許可を得たという話である。52回の釣行を目標にしている年金暮らしの身では、1回の船代が2万円とは奥には言えない。今夜は先日釣り上げた5.5キロのメヌケの刺身を食べたが、美味い!まだ身がしっかりしていたので、薄目に切って皿に盛った。これが正解で、母も奥も「美味しいねえ!」と称賛すること頻りであった。最後に皿に残った一切れを「お前食べていいよ。」と奥に譲り、口の中に入ったのを確認して「だからまた行っていい?」と許可を求めた。返事は勿論、イエス!やったね!刺身も美味かったが、たっぷりの煮汁で甘辛く煮たメヌケは絶品だったことを付け加えておきたい。竿やリールの問い合わせがあったので、お知らせしたい。リールはシマノのビーストマスター9000に道糸8号(船長や常連さんはミヤの9に12号)を900メートル巻いた。先糸にナイロン60号をFGノットで結んで2メートル。その先にハワイアンフックを付けた。竿はアルファタックルのブルーフィン80ポンド。重りは鈴栄丸から借りた鉄筋2キロ。仕掛けは鈴栄丸オリジナル10本仕様。エサはサバの群れに会えなかったため、鈴栄丸用意のイカの短冊。それに乗り合わせたベテランさんから頂いた鰹のハラスやアナゴ、タコベイトだった。10本鉤なので、自作のマグネットを持参して使ったが、こちらの具合も良かった。ネオジム磁石9個を板に接着したものだが、磁力が強く、エサを間に挟んでもしっかりと鉤を止めてくれた。1個は行方不明中!金太郎が呑み込んだのではと心配したのだが、そうではなさそうである。余談になるが、最近は、刺身には本わさびをおごっている。バーボンにはロックアイス。このくらいの贅沢は…許してほしい。釣った魚をよりおいしくいただくための必須の脇役なのだから。

メヌケ初体験!大原港・鈴栄丸で提灯行列!?

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 12日、大原の鈴栄丸に乗った。130日、フグで乗った際、道糸8号でもメヌケは釣れる?と尋ねたら「ライトの人は8号ですよ、でも針は10本までですね。」と言う返事を得ての釣行となった。1時半起床、大原着315分。船について船長の指示でもう一人の8号の方とミヨシ寄りに釣り座をセットした。4時ちょっと前に河岸払いで6時少し前にポイント着。釣り開始となった。水深は600メートル前後。ヤリイカで190メートルが記録なので、初体験の深さだ。艫から船長の合図で順番に投入していく。最後にミヨシ一番の私。何とか治具から10本の針を海底に向かって送り込むことができた。投入が一番の不安だったがほっとした。まめに底を取り直していると、竿先に中りが…「あたってる、上げていいのぉ?」と叫び?船長の指示を得て巻き始める。うひゃひゃぁビギナーズラック!とほくそ笑んだのもつかの間、竿先のしなりが無くなったような…。船長からも「軽くなったんじゃないの?」とダメ出しをいただいた。上がってきたのはチビドンコ1匹だった。「いい型だったみたいだけどねぇ。」と慰められたががっくりしてしまった。
 潮が動かず、頻繁にポイント移動を繰り返すが中りは遠い。でも、常連さんは単発ながら型を見る。お昼も過ぎ、沖上りの時刻は遠に過ぎていたがボーズは私一人。「もう一回やります。」とのアナウンスに、何とか1匹釣ろうと400メートルの海底に仕掛けを送り込む。エサは、一人おいたベテランさんからタコベイトやら鰹のハラモやらアナゴなどをいただき、皆さんから応援を得ているようだ。着底したが、糸がかなり斜めに入っている。20メーターほど巻き上げて落としなおす。2度目の着底と同時に今日2回目の中りが来た。意外と小さい。「船長、アタリ、中り。どうするの?上げるの?」と叫ぶと、「ゆっくりまいてみたら。」と言うので巻き始める。すると「時間があるから追い食いを待ったら。」と次の指示が来た。それではと巻いた分だけ送り込んでしばらく待つ。その間にも竿先は中りを伝え続けている。船長は「一度かかった魚はめったに外れないよ。」と言うけれどばれてしまうのではと気が気でない!「巻くよぉ。」と言ってゆっくりまき始める。浅くなるほどにスプールの径は大きくなるのでその分巻き上げスピードを遅くして口切れを防いだ。お隣の方とお祭りしているようだ。やがて最初の赤いギョタイがお隣の道糸に絡みながらぽっかりと浮かんだ!デカい!とすぐに次の魚体が!これも大っきい!船長もキャビンからとびだしてきてお隣の道糸と絡んでいる幹糸を手繰ってくれた。その頃には次々と赤い魚体が浮かび上がり、その数8匹!10本バリに8匹のメヌケが!5キロ超が2匹、最後のメヌケは2キロだったがそれ以外は4キロ、3キロの良型だった。絵にかいたようなビギナーズラック!「提灯行列だぁ。」と船長が一番喜んでくれた。釣れすぎでクーラーのふたが閉まらない!ベテランさんから氷までいただいて魚に被せた。2時間かけて港に戻ってきた時は4時を過ぎていた。車にはもう1つのクーラーを積んできたが、まさか2つも使うことになるとは・・・。女将さんからも「大石さん、良かったねえ。」と声をかけていただいた。「船長が残業に残業を重ねてくれたおかげですよお。」とお礼を言い帰路についた。船長はもちろんだが、乗り合わせた皆さんにもすっかりお世話になり最高の釣行になった。魚だが、友達やお世話になっているご近所、妹や叔父におすそ分けした。13日の今夜、わが家は鍋でいただいたが細かい脂が浮かび、美味いことこの上ない!大原港・鈴栄丸の12日の釣果ブログもあわせてご覧いただきたい。

 

豚もおだてりゃ木に登る!釣り師は?

  昨日は、奥が友人とバイキング昼食の後映画鑑賞で留守。母に食事を食べさせたり、洗濯をしたりと主夫を務めた。そこで今日は私の道楽日!もちろん大原通いと相成った。釣果は2キロと1.6キロの中ダイのほか、ハタを3匹、カサゴを1、ウマズラ1、マトウダイ1、チカメキントキ1、小鯛を6枚と言うにぎやかなものだった。
 5時半ちょっと前に河岸払い。小一時間走って太東沖40メートル立ちで釣り開始となった。4号のカブラで始めたが、潮は動いていないみたいだ。3号にしようか迷いながら釣っていると、落ちて行ったカブラが5,6メートル上で止められたようだ。あれっ止まったよなと自分に確認しながら合わせを入れると何やらかかった。最初は引いたがあとはただ重いだけで、タイでないのは明らかだった。やがて海面に大口を開けたすっとんきょな顔のマトウダイが姿を現した。煮ると身離れが良く年寄り向きな魚だ。次にかかったのはマトウよりは抗うのだが、これもタイでないのは明らかだ。やがて真っ赤なチカメキントキが上がってきた。これもかなり上だったが、まるでヒラメ釣りのようだ。君たちじゃぁないんだよなあと独り言を言いながら丹念に底を探っていくが中りがない。ではと少し上を探ったらタイらしい中りがきた。背中をかばいつつ合わせを入れると掛かった。底に向かって突っ込むタイの小気味いい引きを楽しみながら抜き上げた。200グラムくらいかな?次も2メーターくらい上で小さなあたり。が、合わない。すぐにまた小さなあたり。これもあわない。するとまた中り。んむっと合わせるとずっしりした重みが伝わり次の瞬間突込みが始まった。すぐに船長がそばに来て「いい型みたいだね。」と話しかけてくる。途中ドラグも鳴り、上がってきたのは2キロチョイの中ダイだった。船長が〆てくれた後、ブログ用の画を撮ったので新幸丸のブログを見てほしい。この後ハタを釣り、カサゴを釣り、ウマズラまで釣りなんと6目を達成!?
 ここまでタイは7枚。「もっと釣っているみたいだけど、ほかの魚かぁ。」とは船長の厳しいお言葉だった。が、そもそも中りの少ない一日だった。実際、エビも1袋しか使わなかった。腕時計を見ると間もなく11時になる。そろそろしまうかな、いやいや最後まで続けようかと迷った末に4号カブラから3号テンヤに替えると、落下に倍近い時間がかかるようになった。ひらりひらりと落ちていくテンヤをイメージしながら何度か誘っていると中りが来た。合わせを入れて鉤掛かりさせた魚は、これも良型を確信させる引きだ。キャビンを振り返って、若船長にタモをお願いする。上がってきたのは1.6キロの金色を帯びた美しいタイだった。最後まで釣らなきゃいけないなぁと反省した次第だ。後半、同じ左舷で竿を出していた船長から「大石さん、なかなか上手いよぉ。」とお褒めのお言葉をいただいた。この年になっても褒められるとうれしいものである。マストくらいなら上りますよ、船長さん!60男はイージーライダーなのだから。
 今日はタイからの中りが少なかっただけでなく、中りそのものも小さかった。少ないうえに小さい中りをいかに鉤掛かりさせるか、これもまた釣りの面白さに違いない。使ったテンヤは、蛍光緑に一部金ラメを被せた4号カブラ、蛍光赤に金・銀ラメを被せた同じく4号カブラ、それに金ラメの3号テンヤだった。
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