暗中模索、五里霧中、七転八倒の釣り日誌

多趣味な世捨て人が、釣りを中心に幅広く、無責任な独断を掲載。

2013年10月

勘次郎丸での失敗、その2!

 ワラサの仕掛けを見くびっていたことは昨日書いた。いつものことだが、失敗は尽きない。冷たい風を予想してゴム?の合羽を着込んだまでは正解だった。風も雨も通さないからいいやと考えていたのだが、きのうは大粒の雨でそこそこの風も吹いた。そう、寒いのだ。歯の根が合わない!直にガチガチ言い出す始末だった。海水が温かく感じて、海の上は冬模様だった。暑かったら脱げばいいのだから、もう一枚着込んでいけばよかったと後悔したが後の祭り。10月も末、十分な防寒対策が必要な季節になった。夜や暗いうちから釣る場合は特にである。これからはカイロの2枚も忍ばせて釣行しようと震えながら考えていた。
 昨日の棚は一日通して水深69メーターだったが、糸のマーカーを見ずにリールのカウンターで棚を探ってしまった。コマセの詰め替えなどフルスピードで巻き上げるとスプールの糸が絞まり、〇メートルを表示しても余りが出てしまう。そこで次回の棚どりはあまり分を引くか、0セットをして棚を決めることになる。糸のマーカーを見ておけばそんな面倒なことはしなくて済んだのに(メヌケなどの深ものでは投入ごとに0セットが必要)。
 竿はライトゲームリミテッド73の190Ⅴを最近使い始めたが、私には具合が良い。ビシが60号になると負け気味だが、40号ではいい感じでコマセが出るようだ。魚がかかると良く曲がりクッションゴムとも相まって突込みをいなしてくれる。アジの仕掛けだが、私は勘次郎丸のオリジナル(300円で3本鉤が2セット)をいつも使う。この仕掛けが優れもので、非常に食いがいい。お勧めですよ。因みに勘次郎という船宿、一年を通して金アジをねらい、それも中アジ以上を釣らせてくれる船宿です。勿論、昨日もほとんどが中アジでした。刺身はたっぷり食べたので、今夜は分厚いアジフライの予定です。

金谷港勘次郎丸で金アジいっぱい!

 6時過ぎに大原・新幸丸に電話を入れると、「午前船はいっぱいなんですよぉ。午後船はまだ5人です。」という攣れない返事。午後4時に来客の予定があるので行きたいけれど行けない。諦めざるを得ない。残念だ!が、一度火が着いた釣り心は止めること能わず。美味しかった江戸前のアジに行くことにして、仕掛けを入れ替えることミッドウェー海戦の空母赤城のごとし!ブリ級が釣れるというので竿をもう1本用意した。金谷港は7時出船になったので、寝坊助にはありがたい。沖上りは12時50分だから来客にも余裕で間に合う。 
 そんなわけで今朝6時50分河岸払いして港口で7時を待つ。7時になるや各船全速で…いや勘次郎丸は2/3速くらいでポイントを目指す。浮島を交わしたところでスローダウン。棚69メートルとアナウンスがあり、自作40号ビシを送り込むと一投目から中アジを釣り上げた。幸先良しと投入、取り込みと続けたが中アジばかりでワラサのエサになる小鯵が釣れない。ほかの人はエサにはかなり大きめのアジを付けて仕掛けを投入したようだ。この日も一荷やトリプルがない!50センチ巻いて待ちさらに50センチ巻いて待ってみるが単発ばかりだ。お隣の方の釣り方をみると、中りが出た後はゆっくりと巻いて追い食いさせている。早速真似てみると・・・釣れましたよ、一荷で。釣果だが25匹までは数えたけれどゆうに残り30匹はありそうだ。今日、棚はばっちりだったようだ。と言うのも上あごに鉤掛かりしていたからで、タモの出番は数えるほどだった。当然海面でのナチュラルリリースも少なくて、二回だった。船長も群れの上にぴたりと船をとどめていたようで、潮回りはただの1回もなかった。 
   ワラサは船中1本。私の仕掛けだが、ヒトツテンヤでワラサやメダイを何度も上げていたので道糸4号に先糸8号、ハリス6号で十分とばかりに用意して行った。が、人工漁礁の上だからドラグをきっちり締めて一気に上げないと取り込めないとは船長の話だった。大原とは海底状況が異なったのだ。初めての釣り物は情報を充分に集めて準備しないといけなかったのだ。予約の電話の際に、せめてハリスの号数だけでも聞いておけばよかったと後悔した。船長の仕掛けを購入してブリを狙ったが、残念、不発に終わってしまった。が、最近も10キロを優に超えるブリが上がっているそうだ。江戸前の海の魚種の多さやその濃さは釣りを始めるまで知らないでいた。この辺りは藤井大兄の『江戸前の魚はなぜ美味しいのか』に詳述されている。前半は退屈に思うかもしれないが、是非ご一読することを勧めます。

大物賞はS氏に!

 22日のクラブのアジ釣り大会でのことである。大潮当日の猿島沖は水深こそ30メーター弱だが潮がカッ飛んでいて、40メータを楽に超えてしまう。貸し竿の人たちは3号の道糸に30号ビシなのでかなり底が取りづらい様だった。そんな一人のS氏、艫の特等席なのだが釣果が芳しくない。見かねた船長がコマセの振り方や棚の取り方等々を付きっきりでレクチュアすると間もなく、40センチはあろうかという立派な大アジが!操舵室を飛び出して「今巻いちゃダメ!ハイ巻いて巻いて。竿立てて、立てて!こっちこっち!」と指示を出しながらタモですくい取る船長の興奮した顔と釣った当人の必死な?真剣な顔の対比が面白かった。取り込んで間もなくまた船長が飛び出していく。その行く手にはまたもやS氏が!先ほどではないけれどもこれまた立派な大アジ君が海面から顔をのぞかせた。当日の釣果は15匹から37匹。私は頭に1匹足りない36匹だった。釣り座がミヨシ2番にしてはまぁ善戦だろう。大物といえば紛れもない大物、1メーター強のサメを釣ったのだが、いかんせんタモに頭しか入いらず、東京湾にお帰り願った。夜は握りずしだったが、アジの上に、すリ卸しの生姜と刻んだ長葱、微かに香りがつく程度の卸したニンニクを醤油で混ぜたものを載せてみた。文句のつけようがないほどのプリプリ且つ脂ののった絶品アジと良く合い奥も母も相好を崩しっぱなしだったことは言うまでもない。味噌汁はアジの皮とアラで取った出汁にタマネギで甘みを加え、お隣さんからいただいた野生のクレソンをたっぷりと入れた。ちょっと七味を振り、これまたおいしかった。翌日は大アジうをフライにしたが、肉厚の、釣り師以外口にすることのできない素晴らしいアジフライだった。奥が「どんな魚屋のアジよりおいしい。」と言ってくれたのはもう一回アジ釣りに行けというサインに違いない。が、タイも待っている。フグも私を待っている。ウムゥ~、悩む!
 台風27号の来襲に向けて大原では23日には綱取りを終えたらしい。が、21日、専業農家を営む狩猟仲間とお茶した時は「前ほどじゃないよ。」といたってのんびりした調子だった。板子一枚下は・・・という状況と常に大地に足が着いている人との違いだろうか。いずれにしても両者の優れた観天望気には驚かされることが多い。

山もおかしい?

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   前日に出船中止が告げられた18日の金曜DSCN0278日、ならばと金太郎を連れて日光に紅葉狩りに行ってきた。竜頭の滝付近が見頃とテレビで報じられたらしく、付近の道路が渋滞していた。しかし、紅葉はさほどではない。特に、黄色く紅葉する落葉樹は葉を落としてしまい裸状態だった。これは出かけた時期が遅いというよりは27号で振り落とされてしまったからではないだろうか?湯元にまで足を延ばして温泉と昼食を期待したが、日帰り入浴はどのホテルでもあるのだが、昼食の提供がない。仕方なく源泉そばの旅館?食堂?で昼食をとり、入浴してきた。湯の花が豪勢に浮かんだ濁り湯で、たっぷり30分は浸かってきた。日光湯元での入浴は20年ぶりだろうか。温泉と昼食はセットだと疑いもせず、下調べをしてこなかったのが失敗だった。が、奥は不平の一言も言わずに付き合ってくれた。紅葉だが、土地の方の話では今年は暖かいという。さらに台風の洗礼で紅葉は今一だった。明智平からの眺めもすっきりしない。
 22日は釣りクラブのアジ釣り大会だが残念ながら雨模様らしい。去年優勝しているので今年は大物賞を狙うしかない。チョイ上を探るつもりだが、ハリスを1.5号にしてクッションは1.2ミリを50センチにするつもりだ。コマセの煙幕の中で、チョイチョイと誘って食い気を引き出したい。果たして思惑通りにいくだろうか?今週いっぱいは海も陸も期待はできないようだ。来週は山梨に友人と紅葉見物に行く予定だがほったらかし温泉にも寄りたい。ほうとうはいただけないがキノコ汁や蕎麦は楽しみだ。紅葉狩りの前後には釣りも1回計画したい。山も海も台風通過後に期待しよう。

東が北に振れ・・・・

 東風が北に振れ、気圧も半日で15ヘクトパスカルも下がって台風の接近を示唆している。夕方4時ころからは台風の雨雲がかかったらしく雨も激しくなってきた。20年?ぐらい前からだろうか関東に接近、あるいは上陸する台風が増えたような気がする。職員を早く退勤させたり、「明朝は最大限の努力を払って出勤を!」などのセリフを口にしたのもここ20年前からのことのように思われるのだ。今や台風銀座は関東?
 専業農家を営む猟友から、枝豆を収穫したので取りに来いと連絡が入ったのは朝7時のこと。雨の降り出す前にやっつけないといけない作業があると急いでいるようなので朝飯を後回しにして参上した。すると軽トラに山と積まれた枝豆が待っていた。ざるに1杯ももらえれば老人3人のわが家では十分なのに、全部持って行けとのご宣託!茹でたら冷凍すればいい、後を引くからすぐ食べてしまう、孫も食べるので消毒は1回もかけていない云々と心を揺さぶる魅力的なセリフが続き、結局コンテナにたっぷり半分にもなる枝豆をいただいた。さらに続きもあって、すぐそばの畑に行き、オオマサリと半立ちをたっぷりと頂いた。帰ってから枝豆と落花生を茹でに茹でて?いる。枝豆は4分だが落花生は1時間かかる。冷めたら小分けして3つの冷蔵庫に冷凍している。ごうごうとうなり始めた強風と激しい雨音を聞きながら今も茹で続けているのである。
 畑の苗には防虫ネットやベタ掛けシートを掛けたが26号の強風に耐えられるだろうか?ビニールハウスは?心配は尽きない。明日の朝が恐ろしい!
 実は今日は大原から出船し太平洋上で釣り糸を垂れているはずだった、荒れる前の荒食いを狙って!が、昨日の夕方「朝6時には4メーターの波の予報ですし、足も早まるようなので明日は我慢してくださいよぉ。」と出船取りやめの電話が入ってしまった。早朝から綱取りをしないといけないとも付け加えられた。はいはい、海の上で一番偉い人は船長です。荒れた後の荒食いに期待しましょう。

24号の南風で・・・・

 台風24号の通過に伴う強い南風で、一本立ちさせたばかりのダイコンや白菜、キャベツの苗がだいぶ痛めつけられた。強風でぐるぐるとまわされて苗の葉、つまり地上部と根がちぎれたり、折られてしまうのだ。これほど強い風になるとは・・・・・。事前に土寄せをしておけばよかった、と反省するが後の祭り。4、5センチに伸びたホウレンソウの芽もあらかた倒れてしまった。こちらは蒔き直しかな。
 釣りもするし、狩猟もするけれどDNAは根っからの農耕民族。父方は800年前から藤枝の山奥で百姓をしていたらしい。母方も茂原市のはずれで有史以来の百姓だ。そんなわけでたいして台風を恨むでも無く、「仕方ないヤァ。」「また蒔き直そう。」「今年がだめなら来年があるさ。」と考えてしまう。獲物を追いかけて移動する狩猟民族ではなく、農耕民族として定住する限りそのように考えないと生きてはいけない。明日は年明け後に収穫するダイコンの種蒔きもする予定だ。それと、白菜や大根の葉に虫食いの痕が出来てしまった。琵琶の新芽にはアリが蠢いていた。風が止んだらアルバリンとBT 剤を散布しないといけないようだ。

宮本プロの姿勢に感銘!

 先週4日(金)は港で1時間越えの待機をしたが、風が落ちずに解散となってしまった。帰り支度をしている脇をヒラメ船が三々五々出船していった。
 昨日8日は満を持しての出船となったが、宮本プロとご一緒した。お互い譲り合いながら右舷艫に宮本プロ、艫2番に私が入り、4時半を若干過ぎてから太東沖に向けて河岸払いとなった。
 昨日はタイのご機嫌も良く、1.3キロ(午前船では最高かな?)を筆頭に型の良いタイも交えてに12枚のタイを釣ることができた。欲を言えば2~3キロが1枚欲しかったし、1キロ越えの引きを4、5回味わいたかったがこれは贅沢というもの。そこは次回のお楽しみということになった。
 船長は20メーターから35メーターを流したが、潮が速いので、まめに打ち返すようアドバイスがあった。これは大ダイが期待できそうだ。テンヤも5号推奨ということだった。最初4号テンヤを投入してみたが底が取れないうちにミヨシの方へ流れて行ってしまう。お祭り回避のためしばらくは6号カブラを使った(5号を切らしていた)。隣りの宮本プロはもちろんビンビンテンヤでキロ弱の良型ばかりを次から次へと生産している。どうやって良型ばかりを選ぶことができるのだろう?偶然ですよとはプロの言!途中、フォールで喰わせたが呑みこまれて歯が当たったのだろうか大ダイらしき中りをハリス切れで惜しくも逃しておられた。それにしてもプロはよく打ち返し、シャッとしゃくりナチュラルフォールで釣果を上げている。真似をして打ち返すようにしたら私にも魚が回り始めた。潮が幾分か弱くなってからは4号テンヤで釣果を上げた。3号でも立ちそうだったが、残念、3号を切らしていた。
 沖上りを告げる無線が入り始め、そろそろ片付けるかなと思ったが隣りのプロは黙々とエサを付け替え打ち込んでいる。この時点ではお互い12枚で並んでいたのだが、プロは最後に500gぐらいのタイを釣り上げた。タイムアップを告げるアナウンスまで竿を振り続けるプロの姿を見せていただいたが、魚や釣らせようとする船長への真摯な姿勢を感じた。港に帰る船上での話の中で、平成3年1月から7年3月までプロのお宅の前を通勤していたことが分かリ、一層近親感が湧いた。お互い、入れ食いタイムもあり、空は高く澄み渡り風は心地よく楽しい釣行になった。次回からは宮本プロのように打ち返しを増やし、沖上りのアナウンスまで緊張感を持続させて釣り続けるゾ!
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