勘次郎での出来事!常連さんは凄い!というお話。
4時半ころ、港に着くと船長が出船の準備をしていた。「今日、誰か名人は来るの?」と聞くと「ああ、Hoさんが来るよ。」と返事が返ってきたので、「よし、隣で観させてもらおう。」となった。
右舷ミヨシ2番に入ると1番にHoさんが現れた。「今日一日宜しくお願いしますね。」と、これはHoさんのお言葉。先に言われてしまった。
港口に勢ぞろいした遊漁船が6時ジャストになるとポイント目指して一斉に走り出す。これは金谷港ルール。20分ほど走ったポイントは水深30m。セオリー通りに2m上げてコマセを撒きながら4mで待つとすぐにクンクンというアジの中りが来た。チョイ待って巻き上げると一荷で小ぶりなアジが上がってきた。その後も空振り無しで樽が埋まっていく。が、Hoさんの魚の方が少し大きいような・・・・。Hoさんの釣り方を観ていると「8m上。」とタナを教えてくれた。「はじめは船長の言うように4m中心でいいけど、食いが立ってくると群れが上ずってくる。潮上の先頭に群れの№1はいる。それを釣り上げると№2が№1の居た位置に繰り上がってくるというわけ。」とHoさん。「4mからタナを探して8mを見つけたんですか?」と尋ねると「いや、このポイントは魚が集まって食いが立ったら8mに決まっている。」と恐るべき回答が返ってきた。船長同様にここの海を知り尽くしているんですな。いやいや恐れ入りました。
この後は海面から22mまで落としたらコマセを撒きながら20mで待ち、大ぶりなアジを中心に取り込むことが出来るようになった。
12時の沖上りを迎えた時、Hoさんは140匹を釣り上げていた。私?Hoさんの3分の2でした。50枚は干物にしたが叔父や妹、ご近所の評判は上々でした(5%の塩水1ℓにつき、酒と「つゆの素」を20cc。この液に2時間漬ける。塩も良い塩を使ったほうが良い)。
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