現職の時のつながりで、年に一度、宿泊のツーリングを楽しんでいる。そう、バイク!この年になっても、つるんで走るのは、楽しいものだ。60過ぎてそうなのだから、若い人たちの週末の集団走行?は言わずもがなであろう。
 以前は5人いたツーリング仲間だが、今は一人がリタイヤし、4人になった。かくいう私も、一昨年は左肩痛で不参加。昨年は直前の父の他界で参加を見送ってしまった。特に去年はドタキャンに近いキャンセル!そんなわけで、腰と背中の痛みを押しても、今年は参加しないと、誘いもかからなくなってしまいそうだ。しかし、今年だって、一昨日、奥が右目の後左目の白内障手術を受けたり、昨年の父の通夜以来1年超入院していた母が退院しそうだったり、父の忘れ形見の噛みつき猫や私の老いた猟犬、出張中の次男からあづかったスコテッシュホールドの世話やらで、妹二人に留守を頼んでの参加である。周囲の人たち全てが歳老いて、先の見通しが立たなくなってきていることは、まことに寂しい限りだ。が、皆、楽しみにしていたことは言うまでもない。
 ところが早朝3時半過ぎに起きてみると激しい雨音がするではないか!外を伺えば本降りである。昨日から多少の雨は覚悟していたが、こうまで盛大な雨とは!ノウ・サンキュウである。すると、先輩から、「4輪で行こう。9時半に迎えに行く。」との連絡が入った。がっかりしたり、ホッとしたり…。良い気候の中をバイクを連ねて走るのはまことに気分の良いものだが、土砂降りの雨の中はちょっとね。この先輩、サービスエリアでは「ゆっくり行きましょう!」と毎回念を押すのだが、「うん、わかった、ゆっくりね。」と答えたのに走り出して5分としないうちに130キロを超すスピードですっ飛んで行ってしまうのだ。かくして我々もスロットルを開いて後を追うことと相成る。恐るべし!老人爆走隊!
 すっかり目が覚めてしまい、ネットで雨雲の移動予想を確認した後、このブログを書いている。旅の顛末はまたあ・と・で!