20111102093913
 2日は鹿島港長岡丸にショウサイフグを求めて釣行した。長岡丸は釣行2回目である。前回は82匹を釣り竿頭に成らせていただいた。2日朝は、千葉市を3時30分に出発し、4時50分に港に着いた。白いテントで受け付けの時に様子をうかがうと、「ひところより数は減ってきてるけど、50くらいはね。」との女将の答えが帰ってきた。「じゃぁ30くらいかな。」と謙遜して答えたのだが、結果は32匹(1匹脱走)!「よし、50更新だぁ。」ぐらい言えると釣果も釣技も伸びるのだろうけれど、気が弱くて素面では言えないセリフである。
 釣り人は5人。好きな右舷ミヨシに陣取り、竿をセットした。出港までヒラメ船の釣り人としばし歓談。昨日の初日は20枚くらい釣れたらしい。イワシをけちる船宿ではないのだけれど、最後のほうはイワシが足りなくなったらしい。2日も、700匹のいわしを積み込んでいた。
 定刻5時半に出港!目指すポイントまで約40分か!空も十分に明るくなった頃ポイントに到着。大船長は「餌をつけて用意してください。」とアナウンスして群れを捜す。まだ海底は薄暗いだろうと考えて、蛍光グリーンをチョイス。カットウは2段。1段で釣っていたのだが、寄る年波で反応が遅くなってしまったらしく、23センチの2段目に掛かることも、最近は増えてきてしまった。この日も2段目に掛かったフグがいくつかいた。
 やがてどうぞの合図で投入!30メートル下のフグに送り込む。着底!20センチほどスーと聞きあげる!ゆっくり下す…が中りは来ない。何度か繰り返すうち、コツッとかすかな中りが来た。すかさずそのままスッと上げ、カットウにかける。ずしりとした重量感が伝わり、やがて良い型のショウサイフグが白い腹を見せながら上がってきた。我ながら中りへの反応は良かったようだ。肩に力の入らない素直な反応だったように思う。しかし、今日のフグ、かなり食いが浅いというか中りが小さい。苦労しそうな予感が…。
 予想通り、中りはあるのだが中々針掛かりしない。「反応はあるんですけどねぇ。」と大船長はぼやく。はいはい、分かっております。釣り師がへぼで、掛けられないだけです!事実、入れ食いもたびたびあったのだが、その割に掛けられない。仕方なく、船長は新しい群れを捜して走り回ってくれた。
 終わってみれば10から32で一応竿頭!巨大なフグも2匹釣れた。しかし、入れ食いの時にかけられず、反省の多いフグ釣りになってしまった。
 帰るとすぐ開いて中骨を抜き、5パーセントの塩水に15分つけて一晩干した。風がないため、物干し台に扇風機を引っ張り出して乾燥させた。あくる朝、早速、桜のチップで燻製にして食した。絶品!!お試しあれ!中骨でだしを取り、鍋にするのも楽しみだ。