20111231134622
  艫2番の釣り師の竿が大きくしなった。が、タイの引き込みがない!案の定上がってきたのは大きなエイだった。船長が身を乗り出してうまくテンヤを外し、お帰り願った。次に私にもいい中りが来たが、ズルズルと引くばかり!上がってきたのは1メータチョイ?のシャーク。こちらは残念ながらオーバルテンヤ3号をくわえたまま、海底へ。
  やがて大きく移動し、船はイワシの群れを捜し始めた。探検丸が真っ赤になったところで釣り再開。隣の方が、底がとれないとこぼしていたが、立て続けにきれいな、実に綺麗な中ダイクラスを2枚上げた。左舷でも大ダイをかけたが、道糸とリーダーの継ぎ目で切れてしまったらしい。その間に私は根掛かりで高切れしてしまった。きっと傷でもついていたのだろう。風の中、急いで繋ぎなおして投入!すると、グッと竿が止められた!「来たー!」と船長が叫んで操舵室から飛び出してきた!ベイルを起こして巻きにかかるが、糸が船の下に入り込み、今にも船底に触れそうだ。必死に身を乗り出して竿を前に突き出す。船長の指示でミヨシ側の3人が竿を上げてくださった。舳先に陣取って巻く!引き出されながら徐々に詰めていく!10メータになると引き出されて15メータになる。それを繰り返して、リーダーまでたどり着いた。抵抗も弱くなり、慎重に船長の構えるタモに向かって誘導した。上がってきたのは後検ジャスト4キロの美しい大ダイだった。左舷の方からも、「イヤーきれいな鯛だ。メスだね。」と言っていただいた。疲れたが、3月以来の大ダイだった。他の釣り師の協力や運のおかげで手にすることができた。運というのは、直前に根掛かりで道糸が高切れしたことだ。それがなかったら手にすることはなかったろうと思う。テンヤは船上で求めた㐂栄丸オリジナル4号。私が釣った後、5分もしないうちに、右舷艫の田辺プロが大ダイをかけた。全員が竿を上げた中、右舷艫から左舷を通ってミヨシにたち、船長は魚に合わせて右へ左へ、後ろへ前へと船を操りながら魚との間を詰めていく。プロとはいえ見事な操船である。やがて、この魚も無事仲乗りさんの構えるタモに収まった。写真を撮った後、リリース!なかなかできることではない。       
  帰宅して、食事をとっていると、船長からお祝いの電話が来た。お礼のついでに3日までの保存方法を教えてもらった。兄弟や子供たち、14人が集まる予定なので、そのもてなしにと考えている。