17日の金曜日は萬栄丸に乗って、ヤリイカを釣ってきた。乗合2隻は20人ずつの釣り人を載せて出船(1隻は仕立て)。ヤリイカと、萬栄丸の人気の高さがこのことひとつとっても伝わってくるではないか!
 が、この日の朝、目覚ましに起こされるとやけに静かだった。外に出てみると真っ白に雪化粧した景色があった。車庫から高速に乗るまでは慎重に運転した。高速も一部は50キロ制限が敷かれていた。融雪剤散布が間に合わなかったようで、途中のインフォメーションにも「この先融雪剤散布中」と出ていた。この分では釣り人は少ないだろう、大名釣りかななんて勝手に思っていたら、恐ろしや!港はイカおやじで一杯。右舷は2隻とも埋まっていて、仕方なく1号船の左舷、胴の間に近い釣り座となった次第。
いつものように両隣の方に挨拶をして、道具をセットした。しかし、ロッドホールダーを締めこむのは最後にしないといけない。最終的に釣り人の人数が決まるまでは釣り座が前後する可能性があるからだ。
 定刻に出船し、洲ノ崎沖でモーニングスルメ。18センチ直結を仲乗りの親父さんに勧められたが、14センチしかなかったので、それを使うしかなかった。仕掛けは豊富に持参すべきと反省した。
 投入するとすぐ2杯が水鉄砲を吹きながら上がってきた。幸先がいい。次は4杯。「おお、4ツけ。」と後ろで観ていた親父さんに褒められた。いい気持である。次は「1つ乗った。」「二つ目。」「3つ目。」「おお、4つ目だな。」と思わず頬が緩む。もう竿が上がらない。5つかもと思いながら巻き上げにかかるが、シーボーグ400FBEは悲鳴を上げ、速度が上がらない。時間をかけて上がってきたが、なんと!隣の方とお祭りをしてしまった。好事魔多し!よりによってブランコ仕掛けでサバをかけているようだ。あぁ~絶望的!お祭りが解けた時には120号の鉛だけになっていたことは言うまでもない。
 やがて船はヤリイカを求めて白浜沖へ。その間に半分で沖干しを作った。奥に塩を買わせたのに、忘れてしまった。肝を塩漬けにして持ち帰り、沖干しを使った塩辛を大量に作る算段だったのだが、今季初めての釣りでは何かを一つ二つ忘れてきてしまう。年かな?
 ヤリイカも最初は6杯掛け!棚も浅いしこの分では束釣りかななんてニヤついているとだんだん乗りが間遠になってしまった。イカの移動も早い。間に合っても2杯。空振りも増えてきたところで船長は布良まで足を延ばすが潮が速く釣りにならない。200メータ近く糸が出てしまう。それでも乗るのだが、1杯だけで追い乗りがない。200メータ巻いて1杯では数は伸びるはずもない。仕方なく50メータ巻いて落としなおすが…またも1杯だけ。竿先はふわふわと決心を迫る。躊躇していると「はい、巻いて」と船長の指示が出て、再び白浜沖に戻る。結局、沖上り間近に再び乗りがあって終了となった。30杯を釣って、1号船では2番竿になった。まあ、たくさん釣ったほうではあったので、満足な一日になった。
 この日、イカはほとんど中層にいた。私は、指示棚に近づいたらサミングしながら落としてシャクリに移った。この釣り方で、1回のシャクリで多点掛けができた。ブランコだけでなく直結でもイカを寄せることができるように思う。試されてはどうだろうか。
 港に帰ってからはアツアツの味噌汁と、女将さんたちの笑顔が出迎えてくれた。いつ来ても変わらぬ、気持ちの良い接待である。お土産の生わかめもヤリイカに負けぬ美味であった。母も相好を崩していたことは言うまでもない。これからのイカは一段と大きくなるだろう。楽しみでならない。
 15日に釣った赤目フグを、今夜食べてみた。旨い!が、まだ固いので、冷蔵室であと2日熟成させようと思う。こちらも楽しみだ!