夏野菜のために、ハウス内や畑に苦土石灰や肥料を鋤きこんでおいた。最後に、ネマトリンを鋤きこめばいつでも苗の定植OKな状態にしておいた。特にハウスはネマトリンも鋤きこんでおいた。そこへ苗を作っている元の地主さんから、昨夜、キュウリを植えませんかとの電話をいただいたので明日午前中に行きますと返事をしておいた。キュウリは例年ハウスの中に定植している。ハウスでも様々な病気や害虫に悩まされるのだが、それでも露地での発症率に比べれば比べ物にならない。以前書いたが、放射能のことを考えるとご近所に配ることもはばかられ、生産意欲は今2歩3歩なのだが、それでもいよいよ今年度の野菜栽培のスタートである。ハウス内で育てたキュウリですからと伝えれば、ご近所の皆さんにも受け取っていただけるのではないか?
 苗を受け取り、ハウスの中に定植したが、その熱いこと、熱いこと!夏日になった今日、ハウス内で気絶するのではないかと思った!そのことを友人にメールしたら、「見っとも無い死に方だ。笑いものだ、世間に顔向けができないだろうに!葬儀の時、遺族はなんと死因の説明をすればよいのでしょう。残されたものの名誉を守りましょう」と返ってきた。そこで、「すでにリタイヤし、だれにも迷惑はかけない、葬儀は子どもと兄弟で済ますし、叙勲申請は断る、とも退職時に伝えてきた。」と返すと、「糞ツボに落ちて溺れ死ぬような不名誉な死に方をされたら、兄弟親子、友人諸氏が迷惑をする。私は千里眼!私はかつての同僚に抱腹絶倒する話として伝えるでしょう。」と追い打ちをかけてきた。なんて奴だ!25日、二日酔いするほど一緒に飲んだことが悔やまれる。それにしてもいきなりの夏日!老人にはとてもついていけない!畑やハウスのなかで埃にまみれ疲れた体を癒そうと、風呂に入ろう、入ろうとは思ったのだが・・・またまた体がいいうことを…。   
  銭形平次や大岡越前、水戸黄門に代わり、いまは「相棒」を楽しみに観ている。「相棒」では、組織で動くことは断るまでもなく大切なことである、が、 組織の中の一員が組織の中で個々の試みを試してみることが出来る組織の許容性や、各自が試みるという積極性を推奨できる組織環境が大切であるということを訴えているように思う。軍隊や警察という、自己完結型や閉鎖的な階級組織の中では実現性は難しいのだろうけれど、行政も含む組織では組織の活性化はもちろん、存亡にさえかかわる大切な要素になってくるのではないだろうか。かつて在籍した組織の統廃合の後、「以前のような自由な雰囲気が無くなったのは、さびしいですね。」と言われたことが今も胸に響く。と言うのも、統廃合前の自由な雰囲気の中で、皆が生き生きと活動して成果を上げていたことを目の当たりにしていたからに他ならない。