GW前半は、川村記念美術館のツツジを見に行っただけで、家でおとなしくしていた。が、その間も、お向かいさんからはイシモチで作ったさつま揚げとフキの佃煮を、お隣さんからは春シメジやワラビ、筍をいただいた。みなGWの獲物のおすそ分けというわけだ。フキやワラビを見て、「そうか、そんな季節になっていたのか!タラの芽や木の芽も最盛期だろうな。」と少ししんみりしてしまった。というのは、ラッキーがいた昨年の春までは、毎日のように一緒に山に入り、フキや木の芽を摘んで佃煮を作ったり、ワラビを摘んだりしていたからだ。山際のタラの芽はみんなに採られてしまい、猟期よりもずっと山奥まで足を延ばさないと手にすることはできなかったっけ。ラッキーの居ない今年の春は、ただの一度も山に足を運んではいない。いやいや、庭にすら下りない日もある。文字通り、15年と3か月、ラッキーと共に暮らしていたのだった。
 明日から天気は大きく崩れそうだ。が、東風のようだし、東京湾ならまだ釣行できるだろう。そこで勘次郎丸に予約を入れた。明日は金谷の金鯵を釣ってくるぞ!数は出ていないようだが、型は良さそうである。奥と母の3人暮らし。3匹も釣れたら十分だ。4匹目からはおまけである。夜は久しぶりに金鯵の刺身にしよう。外道で、大サバでも釣れたらうれしい!身が隠れるほどの塩で30分間〆、昆布と酢に30分間漬けて食べたい。身は透き通るような赤で、見とれてしまうほどである。そのためには釣ったらすぐにエラと内臓を取り、血が抜けたら水氷に入れて持ち帰らないといけない。まかり間違っても、タルの中で絶命させてはいけませんゾ。アジとサバが一番旨いと、個人的には思っている。健気にも3匹で十分と言っているのだから、30匹ぐらいは釣らせてください、釣りの神様!