金太郎(次男のスコティッシュフォールドの男の子)を連れて三津浜の松濤館へ一泊旅行に行ってきた。お盆を過ぎたせいか、西伊豆は空いていた。
 母をショートスティにお願いした後、いつもはウッドデッキにいる父の忘れ形見?ピンを家に入れてつなぎ、エアコンを入れ、家全体にセキュリティをかけて11時近くに家を出た。ネットで見ると、松濤館はアメニティも十分なようなので、着替えと金太郎のトイレとごはんだけを持って一路、松濤館を目指した。葛西から東名の厚木までは混んでいたが、その先は快適なドライブだった。金太郎がいるので、昼ごはんは車中食で我慢した。松濤館には4時ちょっと前に到着。部屋は最上階の角部屋をお願いしてあった。専用の廊下を通って部屋に入ってみると凪の海が目の下に広がり、四畳半もありそうな大きな窓からは秀峰富士山が優美な姿を見せている。荷物を置き、宿泊カードに記入した後は金太郎を連れて三津浜を散策した。金太郎は小さな波に驚き、砂浜を一目散に逃げようとした。思えば波打ち際を歩くのは初体験だった。抱いたり歩かせたりして漁港へ向かった。漁港では釣り糸を垂れている人たちが大勢いるので、そばに行きバケツを覗いてみると石鯛の子供やイシモチの幼魚が何匹かはいっている。ぶつ切りにして味噌汁を作ったら旨そうだ。それともから揚げかな?
 宿に戻り、金太郎を松濤館のペットホテルに預けて鍵を受け取り、食事前に一風呂浴びた。ほんの少し塩味を感じる柔らかな湯だった。9時からは貸し切りの家族風呂をお願いしてあるので、さっと上がり、夕食にした。食事処は個室。窓からは三津の海が見える。見た目も涼やかで美味しい懐石料理についつい酒も進んでしまった。たっぷり2時間かけて夕食を済ませた後、風呂に入った。大浴場と同じ広さの家族風呂にゆったりと浸った。
 翌日は食べきれないほどの朝ごはんを同じ食事処でいただき、金太郎を連れて松濤館を後にした。二日目も快晴に恵まれ、駿河湾越しに見事な富士を眺めながら、戸田まで行った。途中大瀬崎ではダイバーが海中散歩を楽しんでいた。その大瀬崎、確かに不思議な地形だ。先端の神池は淡水だとか!信じられない!駿河湾は沖縄の海にも負けない、透明感のある見事な海の碧を私たちに見せてくれた。海の碧と、その海の向こうの絶景の富士を心行くまで楽しんだ後は修善寺を超えて帰路についた。翌日は、奥と二人、新幸丸で小鯛釣りを楽しんだが、それはまた後で。