驚くような数字である。そして日本カワウソの絶滅が指定?された。元気に魚を取るカワウソの映像を見ていると何とも言えず可哀そうで、罪悪感とともに絶滅から救う手はなかったのかという気持ちにさせられる。3430種も今すぐに手を差し伸べないとニホンカワウソやダイトウノスリと同じ道をたどることは間違いない。いや、すでに手遅れかもしれない。保存・繁殖していくには20年、30年という長いスパンでの取り組みが必要だからだ。
一方、増えてほしくない憎まれ者の外来種の繁殖は目に余り、すでに大きな社会問題になっている。私のビニールハウスには巨峰を植えてあるが、今年もハクビシンの餌食になりつつある。すでに100房の3分の1は食われてしまった(写真)。樹で完熟させて、濃厚な甘さを味わいたいのだが、ヤツめ、完熟した粒から選んで食べている。そして、ブドウの中身だけを食べて皮は下に捨ててある!箱罠にバナナを入れたり、巨峰を入れたりして捕まえようと試みているのだが、去年も一昨年も空振りに終わっている。去年はとうもろこしまで喰われてしまった。トラバサミを仕掛ければ捕まえられそうだが、確か禁止された罠で、法定猟具から外されているはずである。もっともトラバサミにかかったハクビシンは撲殺するか、逃げようと暴れるハクビシンを毛布などでくるんで檻に入れなければならない。前者はとてもできそうにないし、後者は多分、不可能だろう。捕まえた後は行政も取り扱ってくれないので、専門業者に依頼することになるらしい。そして、聞いた話では3万とも4万ともいう金銭が要求されるらしい。ハクビシンの姿は私の住む市街地でも度々見かけるし、奥も交通事故にあったハクビシンを街中で目撃している。かなりの数、生息しているとみて間違いない。アライグマも、岩和田港明広丸に向かう途中に目撃した。畑に生える雑草の中にも以前は存在しなかった草がある。千葉港の近くではさらに顕著なことだろう。小動物や観賞用植物の違法な持ち込みは税関や検疫、行政の取り組みだけでなく、私たち市民一人一人の自覚と行動が求められているのではないか。(ハクビシンについてであるが、県では1万9千何某かで買い取ってくれるという情報もある。罠の仕掛けは、猟友会の有害駆除員に依頼しないといけないという話もある。いずれにしても面倒な話であることは間違いない。不確かな話で申し訳ない。お許しを!)
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