とうもろこしの収穫後、放りっぱなしだった畑の雑草を抜き、苦土石灰と乾燥鶏糞、米ぬか、葉物野菜用の有機肥料を撒いた。その後耕運機で念入りに耕した。肥料と土がなじんだ後は白菜の苗を移植するつもりだ。例年だと、8月末に移植するのだが、残暑が厳しいので遅らせたというわけだ。それにしても、雑草の逞しいことと言ったらあきれるばかりである。たまに降る雷雨を糧にして、この厳しい日差しの中で青々と太い茎を茂らせていた。とうもろこしは肥料をよく吸う作物で、立ち枯れするまで植えておくと土の中の肥料は空っぽになる。したがって次に植える作物に適した肥料を施しやすくなる。去年は立派な白菜を作ることができた。が、原発事故の放射能で白菜は50株、大根は100本に。例年の半分に大幅に減らし、かなり若いうちに収穫して食べた。だがそれでもわが家だけでは食べきれず畑で放置したものも多かった。
 大根は、9月3日に蒔くとよい大根ができると教えられたものだ。しかし、3日の播種だとアブラムシの餌食になり、アブラムシが媒介するウィールス病の一種であるバイラス病を発生しやすい。そこで、大根は15日に1回目の播種をすることにしている。10日ずらして2回目を撒く。このことからも、近年、気候が温かくなっていることが実感できる。その他、キャベツは3回、ずらせて撒く。3回目に撒いたキャベツは翌年の春先に収穫する。そこで、金系や北ひかりを選んでいる。
 現在はニガウリ、モロヘイヤ、ピーマン、オクラ、トマトを収穫している。でも、20本植えたトマトはすでに最終段階である。奥とは異なり、私は苦いニガウリは大嫌いなので、日に当てず、苦みを抑えている。ビタミンCの含有率は下がるのだろうけど。ピーマンは10本植えたのだが、よく姿を消す。買っても安いものなのにねぇ。切り返しをしたナスは葉を茂らせ、2回目の収穫ももうすぐである。
 野菜は成長が速い。日一日ごとに大きく伸びていく。日に2回収穫するキュウリは収穫しているうちにも大きくなる。それらを眺めているだけでも気持ちが良いものである。わずか60坪ほどの家庭菜園だけれど、季節の移り変わりや野菜の病気や虫との関係、病気や害虫は同じでも野菜ごとに異なる殺菌剤や殺虫剤の種類と用法など現役時代には思いも寄らなかった様々なことを教えてくれる。雑草?君にも立派な名前があることは知っているけど、ノーサンキュウだよ。