昨日、ほぼひと月ぶりに釣行した。金谷港勘次郎丸といえば勿論金アジ狙い!久しぶりにアジが食べたくなったということもあるが、釣りクラブのアジ釣り大会が24日にあるので、腕慣らしといったところだ。一昨年は優勝、去年も竿頭だったが前年優勝者は辞退というルールで、拍手をする側に回った。今年は禊も済んで、また優勝してやろうという魂胆なのだがさてさて、首尾よくいくだろうか?もう一回アジ釣りに行っておきたいが時間が作れるだろうか?
 昨日は朝4時に起きて小雨の残る中を金谷港に向かった。着くころには雨もやんでいたが、風はやや強いようだった。この日、釣り師は4人。左舷、右舷に二人ずつ分乗して7時ちょっと前に出港、港の前で7時を待つ。7時になるや否や、各船は一斉にフルスロットルでポイントを目指す、というのが金谷ルールだ。そのさまは壮観そのもの!某番組の取材もあったとか。      
 昨日は勝山の浮島方向へ船は走った。明鐘崎を少し回ったところでスローダウン。「はいどうぞ。85メートルより下ろさないでください。根掛かりがありますから。」と船長のアナウンスがあり、釣り開始。何度かミンチを撒いてるとアジが寄ってきたのか大きな中りが来た。待っていると真下に引き込む。アジに間違いなさそうだが大きな中りに大アジの期待が膨らむ。まずは一匹と巻き上げると、やがて85メーターの深海?から期待通りの大きめの、立派な、中アジ君が姿を現した。上顎に鉤がかりしているのを確認して抜き上げ、タルに入れた。体高のある旨そうなアジである。その後も順調に釣れ続けて不満はないのだが、85メーターから1匹ずつでは何とも効率が悪い!一荷、トリプルを狙うのだが、下鉤ばかりにかかることが多い。ミヨシの常連さんはトリプルも交えて度々一荷で良型アジを釣り上げている。チョイ下目に仕掛けを下し、掛かったら1メーター巻いて待つのだが、なかなか次の中りが来ない。ばれてしまうことは怖くないのだが、待ちきれない!気が短いのだ。そこで巻き上げに入ると巻き上げの途中でばれてしまう。多分、仕掛けが低くて口の横にかかっていたのだろう。暴れているうちに穴が広がり、巻き上げ途中にばれてしまうというわけである。そこで仕掛けの位置を微調整する(しているつもり?)のだが、上手くいかない。巻き上げスピードもスプール径に合わせて50メーターまでは14。30メーターまでは12。その後は11と工夫してみるのだが、待った後のアジはバレる。1時の沖上りまでに一荷は3回しか達成できなかった。アジやイサキでは一荷の回数で竿頭が決まる。やはりもう一回釣行して棚の取り方を把握しておかないと…。
 この日常連さんは、アジ釣りの傍らミヨシで中アジの泳がせをして6.5キロのワラサを釣り上げた。私もたびたび幹糸から切られたり、チモトで切られたりした。ワラサクラスが回っていたことは間違いない。釣り上げたアジは大ぶりの中アジばかりで、小さいアジはただの一匹も混じらなかったことからもワラサの影が見え隠れする。釣り師は4人だし、竿は柔らかな極鋭195マルチに40号のビシ。ドラグをタイの時と同じように1キロ弱に調整しておけば2号でも余裕で釣り上げられたかもしれない。釣り上げた33匹(カシラは43匹)のアジだが、お世話になっているご近所や近くに住む叔父に届け、「まあ、立派なアジ!」とか「美味しそう!」と喜ばれた。奥の実家にも届けるつもりだ。昨夜は脂ののった釣りアジの刺身のぷりぷりっとした食感を楽しんだ。今夜は甘みの増した…やはり刺身で晩酌をしよう。