20121122114355
 22日、鹿島港長岡丸にフグを釣りに行ってきた。
 4時半、港着。席札を取り、合羽を着ているとヒラメの助っ人の太平丸が入ってきた。と、そのとたん大きな衝突音が響いた。てっきり太宝丸が長岡丸に衝突したのかと思った。が、事実はヒラメに来た釣り師の車が縁石を乗り越えた衝撃音だったのだ。みると前輪は海の上!もう少しスピードが出ていたら長岡丸の上にダイビングしていただろう。その後は船長や中乗りさんが降りしきる雨の中、かいものを噛ましてジャッキアップ。ほかのお客さんの車が後ろに引いて無事陸に戻った。
 そんなわけで6時ちょっと前に河岸払い。40分ほど下って銚子沖に到着。16日と違い海上は凪。が、雨はしっかり降っている。「はい、どうぞ。根掛かりに気を付けて下さい。フグは浮いています。着底したら2,3回巻いてください。」と大船長のアナウンスがあり、釣り開始となった。澄んではいるのだが暗い。蛍光グリーンを選び、カットウは1本で中通しの2段造り。上が15センチに下が23センチ。すぐに中りがあり、中型のショウサイフグが上がってきた。潮が速く、道糸はかなり流されている。何とか糸を立てようと、途中でいったん糸の出を止め、カーブフォールの要領で少しでも立たせた後でまた糸を送り込む。着底と同時にしゃくって竿を立て、リールを2回ほど巻く。それでもシャクリが遅かったり道糸が斜めに入ったりすると根掛かりをしてしまう。が、根掛かりを躱したその後は必ずフグの中りが来る。竿先をフワフワとさせる中りもあれば、コツッと手元にはっきりと伝わる中りもある。しゃくった後テンションが無くなる中りもあリ、その時はあわてて竿を立ててリールを全力で巻き取る。するとフグの強い引きが竿先を曲げる。この日は2メートル上でもフグが食ってきた。しかも入れ食い!最初は第三長岡丸だけだったが、大船長の無線で不動丸が来、幸栄丸は3杯来て、5杯での釣りになった。釣れるときに釣っておかないと、いつ、食いが止まるかわからない。そんな中、痛恨の根掛かりで蛍光グリーンをロストしてしまった。しかも道糸とリーダーのつなぎで切れた。仕方なく、リーダーを繋ぎなおす。道糸1号にリーダー3.5号ではバランスが悪いのかもしれない。せめて重りの繋ぎ目で切れてくれないと無駄な時間を作ってしまう。その後は順調に釣れ続き、今日も80かな?なんて思いながらひたすら釣り続けた。竿はいつもの165ゲームセンサー。微かな中りもしっかりと伝えてくれる。だから自信を持って合わせを入れることができる。が、リズムが狂ってきて合わなくなってきた。合わないと思うと知らず知らず合わせがきつくなってしまうのだ。わかっているのだが、つい合わせがびっくり合わせに近づいてしまう。フグの合わせは聞き上げるよりも、ほんの少し早い程度がベストなのだ。9時を過ぎる頃、潮が止まり、食いが落ちてきた。そんなこんなで68匹で終了!頭は80匹だった。港に戻ってからフグを捌く大船長、若船長とフグの話やら、ヤリイカ開始のタイミングの話やらで盛り上がった。長岡丸ではフグは実に丁寧にさばいてくれる。頭を落とした後に残る猛毒の肝臓もきれいに取り除いてくれるし、腹の薄皮も残さない。家に帰ってからは背びれと尾びれを取るだけである。妹に分け、残りは一夜干しにするつもりである。この一夜干しを、スモークすると美味なことこの上ない!5パーセントの塩水に酒とつゆの素を加えたつけ汁に1時間程つけた後、寒風と日差しに当て、乾きすぎないように注意して取り込み、冷凍すればいつまでも変わらぬ味わいで楽しませてくれる。フグという魚、他の魚では味わうことのできない不思議な食感と味である。