先輩の畑、と言っても作業小屋やらビニールハウスやらトラクターやトラックの車庫があるので、農作業場という方が適しているのかもしれない。そこに7時集合なのだが、だれもいない。辺りは…一面の雪景色で、中止かもしれないと不安になってくる。
 日付が変わるころに降り始めた雪も5時頃にはみぞれになった。母のオムツを替えて蒸しタオルでおしりと背中、足を拭き新しいパジャマに着替えさせて家を出た。6時、近所のすき家で朝定食を食べてボルタレンを飲み、畑に向かったころには霙は雨にかわり、雪は解け始めていた。しかし、房総半島の真ん中あたりに位置する先輩の畑の周りは雪に覆われていた。雪のない植木の下で餌をあさるキジバトを眺めていると先輩が本宅から駆けつけてきた。先輩の車に銃や弾を積み込んでいると同行するシューター3人が到着し、射場に向け車を走らせた。
 南に下るほど雪は姿を消し、雨もやみ、空も明るくなってきた。9時過ぎに競技が始まった。私は4組の3番。10メータートラップ、20個撃ちからだ。ポケットに40発の7半装弾を入れて射座に立つ。隣の射手が撃った後、銃を頬付してクレーの放出をコールする。フィールド射撃ではノータイマーで、コールと同時にクレーピジョンが放出される。10メータートラップでは1個のクレーが左右上下にランダムに出る。それを撃つのだが、初矢で当たらない時は二の矢で撃つことができる。断るまでもなく初矢で当てようとするのだが、なかなか当たらない。背中の痛みで、体の回転がままならない。それ以上に私には致命的な欠点がある。それは、マスターアイが左目の右利きということである。2ヶ月も撃っていないのでそれを克服するまでにやや時間を要するということだ。本業のライフル射撃では左目を覆って右目で静的を狙うのでマスターアイの左は差し障りがないのだが、クレー射撃では動的を狙うので、ましてや実猟では片目で狙って撃つというわけにはいかないのだ。結果だが、20枚中11枚!5メーターダブルトラップも40枚中20枚!得意なスキートまで11枚と11枚で…ウム~…10位だった。でも賞品のシクラメンの大鉢と麺つゆ2本、イノシシの肉1.5キロをゲットした。次は3月だが、海が凪たら釣りに行くゾ!