言ってはいけない一言を言ってしまった。ん?『早上がりなんてないよね』。今日の長岡丸フグ釣行で現実になってしまった!悪いことはよく当たる。マーフィーの法則っていいましたっけ。新幸丸でも一番に予約を入れ、夜になってから出船が決まった時はボーズ!言いだしっぺはラストと昔から決まっている、麻雀では。何年も卓を囲んでいないため勘が鈍ったのかもしれない。
 今日は北東の風だから鹿島はそこそこの風が吹くはずと、覚悟はして出かけたのだが。案の定煙突からは真横に煙がたなびいていた。4時50分に出港してみると、港の外では周期の短いうねりが押し寄せている。行程10分で始めるが中りがない。すぐに10分走り、再度投入すると中りが来た。10センチほど誘って中りを出して掛けるいつものスタイルで5匹ほど上げた。中りが遠くなると移動し、さらに5匹を入れ掛かりのようにしてあげた。大きくはないが白子もギリギリ期待できそうな大きさだ。たまに特大クラスも混じり海面では横っぱしりしてひやっとさせられるが楽しませてくれた。その後、立って釣ることもできないほど風波ともに強くなって、中りも遠くなりエサも残るようになってしまった。水深12、3メートルでは底までも荒れ始め、きっと、砂の中にもぐり始めたのだろう。まだ8時前なのに中乗りさんが捌きにきたっていうことは・・・そこで例の一言を口にしてしまったのだ。結果「強風早上がり」を呼び込んでしまった。9時早上がり!
  1時間かけて港口まで戻ると波と潮が同じ方向で、入港するときは追い波に乗って舵の利きにくいプレーニング状態ということになる。大きな漁船が波乗りするのは迫力があるが、船長は緊張することだろう。それでも無事に接岸してお土産にヒラメとマゴチをいただき、海苔弁を食べて帰宅した。釣果は22匹。半分は一夜干しにするつもりだが、明日あたり妹が来そうな予感がするので明日までは待つつもりだ。今回は5パーセントの塩水に醤油か麺つゆを加え、その分漬け込む時間を30分短縮して1時間にする予定だ。サッと炙るもよし。燻製して肴にするもよし!