明日も午前船だけらしい。とりあえず午前船を予約した。青物も1匹欲しいので、テンヤの底に螢ムラ塗料を塗った。以前書いたが、マダイは紫外線を認識しないので、マダイにはその効果はない。
 今日の乗船を問い合わせた時、いっぱいだけど・・・という返事だった。午後船のリクエストはないという。贅沢な願望なのだが、釣れなくてもいいからのんびりゆったり釣りたい。大勢の釣り師と並ぶと知らず知らず競争をしてしまう。物心ついたときから偏差値の海の中にどっぷりとつかり、競争の中で人生を費やしてきた団塊世代の悲しさ!ついつい口開け1番を狙ったり、1番の大物を狙ったり、竿頭を狙ったりしてしまう。哀れで悲しいまさに団塊世代の性なのだ。テンヤ真鯛はエンジンを切るので、風と波の音しか聞こえない、優雅な釣りだと思う。海の上にいるだけで幸せいっぱいになってしまう。釣れたら尚更で幸福感に包まれる。
 3年前に他界した父の忘れ形見?のピンが食べなくなってから10日以上が過ぎた。途中5日ほど入院して点滴を受けたが回復の兆しはない。退院してからも水をぺろぺろと4,5回舐めるだけでご飯はまったく食べてくれない。それでもよろけながら椅子に登って眠ったり、梨の入っていた段ボールに潜り込んで眠ったり、出窓で日向ぼっこをしながら眠ったりしている。ピンが背中を向けるや否や背後からとびかかってじゃれていた金太郎も今はピンにすり寄り匂いを嗅ぐばかりだ。あと何日か、残されたピンの命が尽きるまで繰り返されるのだろう。骨と皮ばかりになってしまった。抱き上げても羽のように軽い。毎朝生きていることを確認するのがつらい。