週末はまたまた雪の予報だ。今の地球は間氷期だというのだから温暖な千葉にも雪が降るのだろう。だが、小中学生のころはもっと度々降った記憶があるのだが、実際はどうだったのだろうか?
 はっきりと残っている雪の記憶がある。私が高校まで住んでいた家は町並からちょっと離れた5軒の集落だった。そこには男の子が4人いたのだが、雪の朝は最年長のKが音頭を取り、各家の玄関からそばの県道までの雪かきをしたものだった。4人の女の子は参加していなかったと思うが雪かきは子供の仕事だったのだ。最近、子供が雪かきをしている風景はとんと見かけることがない。代わりに、雪かきをしているのは私ら年寄りばかりである。朝いつもより早く起こし、させてもいいのではないかと思うのだが。ここでハタと気が付いた。子どもが居ない!向こう三軒両隣を越えてご近所10軒に小学生は2人、中学生が3人なのである。これでは子供会も作れない。少子化担当大臣まで置いたというのに出生率は上がらない。上がらないどころか下がる一方である。もっと思い切った金の注ぎ方をしないと増えないに違いない。そして生みやすく、育てやすい環境を創らないといけない。
 そんな環境を創るには若い人の力が必要だ。若い人がもっと投票に行き、政治活動にも参加しないと現状は変わらない。私?団塊の世代はベトナム戦争の洗礼を受けた。「夜明は近い」と真剣に思い信じたが結果は挫折感、無気力、自己嫌悪・・・・。参加しても見合うだけの成果が得られないことの方が多いことは知っている。だが参加し変えようと働きかけなければ変わるどころかより悪い方向へ流れてしまうかもしれないのだ。