20140804052008 一つテンヤでマゴチ?一つテンヤはタイでっしょ!と思いつつテンヤで何でも釣れるというのはこれはこれで魅力だし、一つテンヤの優位性の証明に違いない!ということで、乗ってきました。長岡丸のブログにも書いてあるけれど、テンヤマゴチは新しい試みで、釣法は確立していない。エビを使うとサメが寄ってきて釣りにならないとかで、ワームを指示された。そこで上州屋でワインド釣法について教えを乞い、42gと22gのジグヘッドやら何色かのワームやら、それらしい用具立てをして乗ってきた。リールはスピニング、道糸0.8号、リーダー2.5号は水深10メーター以下と言うので2メーター。竿だがいつものニットウ喜栄丸SPではなくやや硬めのテンヤ竿をチョイスした。
 出船までの時間に船長にレクチュァを受け、イメージを膨らませた。ずる引きとリフト&フォールを繰り返し、間を取ってまたずる引きと言うことだった。ワームは白と黒が実績があるという話だったが持参していないことを告げると、其々を貸してくださった。
 30分ほどでポイントに到着し、早速釣り開始となった。私はワインド釣法、ほかの釣り師は10号の一つテンヤをチョイス。ワームは白と黒。艫の方は白で早速良い型のマゴチを釣り上げた。船長は黒でこれも優に50センチはあろうマゴチを釣り上げた。釣り方は遠投して広い範囲を探りながら中りを引き出している。そして中りがあれば即合わせを入れて釣り上げている。食い込みを待つようなことはしない。
 ほかの5人はマゴチを手にしているが私は10時までに一度それらしき中りがあっただけ。坊主を覚悟しながら、アオリイカのようにシャッシャとしゃくったところ竿先がグッと曲がり、ドラグが鳴った。上げてみれば60センチを少し切る良型マゴチだった。「引きが強いので、サメかと思いましたよ。」とは船長の弁だった。ボウズを免れ、気分が軽くなった。マゴチをタルに入れ、再び遠投しアオリイカのようにシャッシャと竿をあおる。と、あおった後のジグが落ちないみたいだ。巻き合わせのようにしてリールを巻くと抗う魚の魚信が伝わってきた。これも60センチ弱の良型マゴチだった。
 今日は風と潮が真逆で釣りにくい一日だった。特に後半は一面にウサギが飛び、立っていられないほどの強風になった。しかしだしの風だったので波は立たない。とは言え風で船は流され、おまけに逆潮で42gのジグヘッドでも底を取りにくい状況だった。一度しゃくると5メーターも糸が出てしまう。2回もしゃくったら打ち直しとはまさにテンヤ釣り!ワームだが、白と黒のほか、赤やオレンジを用意して釣行したい。頭の人も2番竿の方もオレンジで釣果を上げていた。