正月2日に長岡丸でフグを狙って竿頭!9日、小さいながらも68匹のアジ。気をよくして15日にヒラメで出船した。
 長岡丸はひたすら凪の鹿島灘を北に走る。鹿島のスタジアムも越えて大洗のビルがかすかに見えるところでスピードを落とし、第一投を28mの海底に送り込んだ。が、中りは来ない。何度もポイントを替えては送り込むが・・・中りは来ない。「鰯の下?」と確認するがそうではないという船長の返事に、捨て糸を短くしてベタ底を狙う。さらに上にそぉっとしゃくったり、スッと落としたりして誘うがそれでも中りは来ない。凪だった海面にウサギが跳び始め、「北が吹いているので、怪しいんですよね。」と言った船長の言葉通りの海況になってきた。降り出した冷たい雨の中、何とかして1枚と粘っていると突然にギュッ・・ギューンと引き込みが来た。合わせようとした瞬間、テンションが無くなった。遅かったかと思いながらそのままそっとしているとゴツッ、ゴッツとヒラメ特有の中りが来た。しかし食い込んでくれない。じっと耐えるが…あとが来ない。しびれを切らして静かに竿先を頭上にまで上げて誘うがそれきりだった。巻き上げてみるとイワシは見るも無残な姿に変わり果てていた。その後も粘るが中りの再来は無く、沖上りとなった。
 カレーライスをほおばっていると大船長が来て「アタリもなかったけ?何時まで粘ったの?だから北はだめだって言ったんだ、水温が10.4度しかねえんだから。一週間もすれば魚も慣れるんだろうけど。」と絵解きを始めた。前日はフルスロットルで1時間かけて北のポイントから14度の南のポイントに移動して何とか様になったとか。若船長も女将さんも前日まで風邪で苦しんでいたらしい。
 それにしても真冬のヒラメは寒い!ホッカイロを鎧のように張りまくって乗船したがそれでも凍えてしまった。茨城名産、世界一小さな魚をお土産にいただいて帰宅した。ダイコンおろしに混ぜたり、おかゆに入れたりして食したが薄い塩味に微かに苦みがあり、その苦味もまた美味しかった。