9時半、無事に保育園に預けたというメールを受け取り、先週、孫の発熱で急きょ中止した潮来へ!
 11時近くに潮来料金所を下り、常陸利根川を左手に見てちょっと走り船着き場へ。絣姿のおばあちゃんに誘われて車を倉庫?前の庇の下に停めるとそこが船着き場。ここは仕立て方式で、一艘7000円。お客は奥と二人しかいなかったので一人当たりの料金が3500円というわけだ。 ちょっと贅沢な遊覧船。昨日の日曜日は混んでいただろうけど、アヤメの盛りが終わり、月曜の今日は私たち以外に客の姿はない。港?までも貸切状態だった。
 乗ったところは茨城だが、目の前の常陸利根川を渡ると千葉県佐原市。水門を上げて閘門に入ると20センチぐらい水位が下がり反対側の水門が上がった。この間もかつて勤務した江東区の扇橋閘門の話や足立区の洪水、排水機場の話で盛り上がった。最初のいざよい橋をくぐり、十二橋めぐりが始まった。昔の水路が張り巡らされていた頃の説明を優しい口調で聞かせてくれる。しかも客は私たち二人だからテープ調ではなく全くの会話調である。ザリガニをエビガニと呼ぶことやその料理方法、川エビの捕まえ方、ウナギ釣り等は私の田舎もここも同じですっかり意気投合し、小一時間があっという間だった。
 昼ご飯は川魚料理を食べようと話していたが、気に入った店も見つからず、道の駅で買い物をして鹿取神宮へ。豪奢なたたずまいに認識を新たにして資料館をゆっくりと見学した。神社仏閣を見るたび、信仰の強い力や人々の神仏にすがろうとする心情を思い知る。ちょっと斜に眺めているなぁと自己分析をしながらである。
 夕方になって帰宅すると金太郎が迎えに出てくれた。が、しゃがれた声を出し、ちょっと不機嫌だったようだ。はいはい次は一緒に行こうね。因みに十二橋めぐりの船は小型で、ケージに入れたペットは乗船可です。