釣れ始めたフグを狙って金曜日(この日は7/10で、「納豆の日」だって)車を走らせた。港にはずらりと車列が!前回の借金、エサ1パックの代金500円を支払い、支度を急いだ。

 「北?」「うん、遠いよ」と船長が言うので前回同様大洗以北と見た。5時10分前に河岸払いし凪の鹿島灘を快走し、1時間半かけてポイント着。水色は前回よりもかなり良く期待が膨らんだがその期待もここまで!

 深いのだ!25mあるということは妊婦の館だなとモチベーションが萎んだ。何時もの白と蛍光グリーンの縞模様の錘をチョイス。アオヤギを2個付けて妊婦に送り込む。が、中りが遠い。潮周りを繰り返すうちに漸く中りが訪れた。はっきりしないくくっというかすかな中りに戸惑いながら合わせて巻き上げるが小さいようだ。フグはスレだから掛かり場所によって引きがかなり異なるけれど、これは小さいと確信して覗き込むと案の定小さな白い影が浮かび上がってきた。取り込んですぐに次を送り込むが中りは来ない。ミヨシ1ばんのIさんは白の幸栄丸仕様で結構釣り上げている。横目で見ながら誘いをかけて聞き上げると竿先が抑えこまれたようなそうでないような小さな中りが来た。全速で巻き上げるとフッと軽くなり鉤掛かりを確信して巻き上げるとこれまた20cmあるかないかのチビが上がってきた。こんな調子で3匹釣り上げたところで船長が回ってきた。「Iさんすごいね。」と言うと「10匹かな。」と返ってきた。時刻は8時を回っていて、厳しい釣りを覚悟した。

 Iさんを真似て錘を白にチェンジし、キャストするようにしたらポツポツと釣れ始めた。が、好事魔多しのことわざ通り、道糸が切れてなけなしの白の幸栄丸仕様は一人で海底に沈んでいった。0.6号の道糸では糸の出がちょっとひっかかっただけで切れてしまう。2度ばかり反対側の方とお纏りもしたので小さな傷がついていたのかもしれない。

この日は小ぶりなフグばかりで、白子を期待させるのは数匹しかつれない。船長が処理にまわってきたとき私は19。頭のIさんは32。その後もIさんはぽつぽつと掛けていた。ところが11時ころからは私だけ入れ掛かりのようになり、6匹を追釣して25匹で沖上りとなった。誘いと聞き上げの間や聞き上げるスピードがうまくマッチしたようだ。釣れないとついついびっくり合わせになってしまう。白子?はい1匹でした。

 1時間半かけて港に戻り、クーラーを持とうとしたら右手に力が入らない。船長に運んでもらい、いつものカレーを食べようとしてもスプーンを持つ手に力が入らない。力を入れようとすると内側に曲がりこんでしまう。談笑しながら口をスプーンに持っていくようにして食べ終えた。両手を目の前に挙げてみたり、片足立ちをしてみたりしたが幸い右腕以外は言葉も目も足も異常はない。帰れそうだと判断して帰宅の途に就いた。途中で奥に様子を伝え、「救急車を呼べ」という指示を無視して車を走らせ自宅にたどり着くことができた。

勇んで行ったフグ釣りにとんでもないおまけがついてしまった。