7月10日のフグ釣りで一過性の脳梗塞になって以来、釣りには行っていない。「船の上で再発したら取り返しがつきませんよ。涼しくなるまで我慢をしなさい。」とDrの有り難いご宣託で、じっとこらえている。やっと涼しくなったかと思えば台風の襲来で海は大荒れだ。またしばらくは船が出そうにない。ということは新鮮な魚を食べられずにいるということに他ならない。先日、お向かいさんからキスとスズキをいただき、久しぶりに美味い魚にありついたが、一層旨い魚への渇望感がつのる。
とうとう、一泊で魚を食べに行ってきた。キンメは丸々一匹とそこそこのアワビとイセエビがついて不満はないのだが、追加注文したアジの刺身とクロメバルの煮つけは膳には載らなかった。刺し身に良いアジが手に入らなかったということだったが、本当だろうか?定置網にいくらでも入りそうなものだが…。何も釣りアジに拘ってはいない。アジだけはその日に食べるのがうまい。水氷に入れておけば翌日でも旨く食べられるけれど、午前中に上がったアジを夕暮れ時に食べるその味は格別である。名人上手と言われる船頭が小さな船外機船で手釣りで釣ったアジの味とときたら、思うだけで涎が垂れてきそうだ。
釣りは面白いが、釣った魚は最高に旨い!旨い魚が食べたくて私は釣りに行くことが多い。だからいろいろな釣りに足を運ぶことになる。したがって釣技のほうは低空飛行である。
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