昨日、勘次郎丸に乗ってきた。以前乗っていた頃には竿頭とそん色ない釣果を上げていたはずなのに、スソを争うような釣果に悔しさを募らせていたのだ。宿で船長から「アジやサバは瞬発的に突っ込んでくる魚だから、魚が寄ってきたときに濃い煙幕を張れるようにコマセを振れるようにしないといけない。」と教えられた。正確な棚取りとコマセワークだと念を押されての乗船だった。
 昨日は3人ということで、右舷ミヨシに釣り座を構えた。冷たい雨の降る前日が5人だったそうだから、晴れた今日が3人とは「?」であるけれどもゆっくり釣れるというもの。贅沢言ってはいけない。まめにコマセを振って群れを船に付けるようにしよう。 
 ポイントは5055m。やや小ぶりだが順調に数が伸びていく。前回、Nさんに教えていただいたようにゆっくり1回転巻きながらしゃくり、ビシを下に落とさない釣法。この釣法が当たって殆んど空振りがない。と、巻き上げているといきなりのショックで軽くなってしまった。鉤掛かりしていたアジのみならず、仕掛けごとなくなってしまった。船長が窓を開け、「支度して来てるんだから早くおろしなよ。」とアドバイスをくれた。タルの中から小ぶりなアジを選び、背掛けにして底から10mにセットした。時々ミヨシの端物竿にも目をやるがアジの方が入れ食いで忙しい。気が付かないうちに端物狙いの竿に中りがあったようで、「大石さん、一度あげて見てごらん。」と船長から指示が出た。上げてみるとエサの小鯵の姿はなく、チモト付近が3㎝ほどざらついていた。気にはなったのだが、10号のハリスだし、まあいいかと勝手に納得して再度落とした。「今のは鉤掛かりしなかっただけだから、タナは同じでいいよ。(アジの)反応が消えたり現れたりしているからワラサが回っているよ」と船長。これは期待できそうだ。たなを同じにしてアジ釣りに戻った。
 その後も中アジ中心によく釣れる。が、一荷やトリプルが少ない。50㎝上げて待ったり、超スローで巻き上げたりしてみるのだけれど何時も一荷というわけにはいかない。バレを覚悟でしゃくったりもしたが単発が多い。これでは数は増やせない。悩みながら掛かったアジを取り込んでいると、「当たったよ中ったよ。」と言うマイクでミヨシを見るとゴウインが大きく絞り込まれている。かなりの大物とみた!舳先に駆けつける間にも竿先が海面に届きそうなほど絞り込まれている。が、ロッドホールダーから外したところで・・・テンションが無くなって仕舞った。上げてみると・・・切られていた。ざらついたハリスが1cmほど残り、「お前がハリスを取り替える手間を惜しんだからだぞ!」と言っていた。
 釣果は申告64匹。実数は67匹。餌にしたアジを入れると71匹だった。竿頭ではあったが3人ではねぇ。単発が多かったし、ワラサ(多分)は逃がすし、決して納得できる結果ではなかった。
 タイだったらリーダーの小さな傷も見逃さ無かったはずだが、10号のハリスならまあ切られることはないだろうと見くびった末の末路だった。残念だ。でもよい経験になったアジ釣りだった。