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 前日が最悪だったのであんまり期待はせずに鈴栄丸へ。「最近こないねぇと話していたら大石さんからの電話だったのよぉ。」と女将さんに笑われながら受付を済ませた。背中が痛くてライトな釣りしかできないよと言い訳をしたら、船長から「息子に上げさせるから大丈夫だよ。」と保証をいただき船着き場へ。

 凪の海を2時間疾走して昨日より沖のポイントで実釣開始となった。素直な潮型らしく20m余分(メーター読み)に出ただけで着底した。直にコツンと小さな中りがあったがこれは外道のようだ。その後は音沙汰がない。艫の人は巻き上げに入り、良い型のアコウを釣り上げた。この回、私は予想通りのカラス鮫が1。「大石さん、魚はいるよ。釣らしてあげるよ。」と船長の太鼓判?檄?が入る。でその後は船長の宣言したとおり、落とすたびに着底とほぼ同時に大きな中りが届き、アコウの型が出て12匹の大漁になった。外道はメダイ3と2㎏超のクロムツが1。この春から乗っている息子さんが毎回取り込みを手伝ってくれ、楽ちんな釣りを覚えてしまった。

 帰り道の親類に届け、妹を呼びつけてアコウとメダイを3匹ずつ引き取らせ、ご近所さんにはヒレや顔の棘をニッパーで切り落としてお配りした。前日の浜値が3000円だったとか。船長と息子さんが釣った分は魚市場へ直行したが、遊漁の実入りをはるかにしのぐ売り上げになったことだろう。因みに大艫の方は21匹を釣り上げていた。アングラーではなく最早漁師ですね、この方は。前日は中りもなかったのでリベンジに来たとおっしゃっていたが、流石!立派です。

 昨夜は鍋、今朝は刺身で食べたがしっかりした身で、かつ甘みがあり、上品な味ですね。今夜、明日あたりはもっと甘みが増すことだろう。クロムツは今朝の段階でも脂がのっていて十分においしかったです。

 工夫を一つ二つ。エサはイカとサバ、サケの切り身と蛍光タコベイトを用意した。色はオレンジ、グリーン、ピンクを用意したがオレンジとピンクによくかかっていたように思う。あと切り身だが、かなり大きめに切ってそのアッピール力に期待した。アコウの口は巨大なのでかなり大きめでも心配はなさそうだ。船長も「ちっちぇえよ。二つつけなよ。」と他の釣り師へアドバイスしていた。サバは身持ちが悪く、投入のたびに補充するので十分な量を用意して釣行したほうがいい(投入は6回。鉤は10本まで)。サケはその点、身持ちは良い方だ。鈴栄丸では水中ランプを使っている人を見かけない。竿の掛け方だが、バットと竿の接合部のリングが、ロッドホルダーの受け部分に乗るようにセットしないとぼっきり折れることがあるそうな。ご用心を!(1枚目の画は鈴栄丸のHPからお借りしました)