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 好天を期待して箱根に向かったのは6日の火曜日。箱根湯の花温泉ホテルの濁り湯の日帰り温泉と、その前に久しぶりに美術館を計画したのだった。が、思いのほか時間がかかり、小涌谷の美術館に着いたのは11時を回っていた。
 何かと話題に上っていた岡田和生氏の開設した美術館。若冲と朝鮮や景徳鎮の陶器、名だたる名工や絵師の作品が見られるというので選んだのだが、期待に違わぬ名品ばかりであった。が、どうやってこれほどの名品を短期間に蒐集できたのだろうか?あの岡田氏だからというのは下衆の勘繰り?ともあれ、3時間かけても足を止められたのは数えるほどで、次回はジャンルを絞って観賞せねばなるまい。
 感じたことを書きとめておこう。良い作品はどんなに古くとも新しい!というか新鮮さがある。また、名人上手と言われる人の作品には隙がない!というか、手を抜いた箇所が無い。絵の上の隅から下の端まで丁寧に且つ生き生きと筆を走らせている。双眼鏡を忘れたので、無料貸し出しの短眼鏡を借りたのだが、いくら眺めていても飽きることが無い。発見が途切れないのだ。隣りにいた奥は「なぜ偽物に騙されるのかしら。よく観ればわかりそうなのに。」と言っていたが、確かにその通りかもしれない。それにしても筆舌に尽くせぬエネルギーと情熱が無ければ完成させることは出来なかったろう。いや、よくも描き上げたものだと正直に思った。
 併設の開花亭で食事もしたので美術館を出たのは3時半をまわっていた。疲れもしていたので温泉は次回に回し、帰宅することにした。もう少し若かったら・・・きっと予定通りに温泉に浸ったことだろう。たかが箱根まででも一人では自信のもてない距離になってしまった。