20180609212001

 漸く速潮も落ち着いたらしい。というので、鈴栄丸に乗ったのは8日の金曜日だった。凪倒れの一日だったが今回も気持ちの良い釣行だった。

 確かに潮は落ち着いているというか落ち着きすぎていて、船長の言う水深とカウンターがほぼ一緒。が魚影は濃いようで「真っ赤だよ。たくさん釣って。」と船長の激が飛ぶ。魚影はキンメのようで、竿先は小さく且つにぎやかに振れる。巻き上げは各人自由が鈴栄丸ルール。頃は良しと巻き上げるとぞろぞろと500gぐらいのキンメが上がってきた。次だったか、次の次の投入で一人おいたお客さんのエサ付けが間に合わなかった。するとまたまた船長の激が若船長らに飛び、息子さん二人掛かりで餌をつけ無事に投入することができた。こんなに面倒見のいい船って出会ったこと、ありますか?巻き上げるとこのお客さん、良型のメヌケを釣り上げていました。船長の配慮も息子さんたちの苦労も報われたというものです。
 その後も潮は流れず船は動かない。そこでどてら流しでメヌケにアタック。底を取っては糸を出しを繰り返し、巻き上げ合図が出た時にはなんとか150m出していたが、中りは無し。

 10人の満船だったが規定の6投が終わってメヌケは5匹。私を含め6人がボーズ。で、7投目を送り込むことになった。若干、潮も行くようになっていて期待できたが小さい中りが何回かあっただけ。期待せずに巻き上げるとキンメの後、下から2番目に何やら白い影?ん?手繰りあげると赤く見えてきたが小さい!カサゴかと思ったほど。「何ぃ、これぇ?」と叫ぶと操舵室から見ていた船長の「ちびメヌケだぁ。」の笑い声!でもメヌケはメヌケ!正真正銘の本命でございまして、ようやくボーズ解消となりました。長かったあ~!この一匹、次回につながる貴重な一匹とみた。7投目をプレゼントしてくれた船長の配慮にも応えることが出来た。
 
 大漁だったキンメは湯引きや煮物にし、残りは干物や冷凍でストックした。いつものように向こう3軒両隣におすそ分けし、里帰りした奥にも持たせたが大層喜んでもらえた(当然ですよね)。