やっと鹿島港不動丸でフグ船を出してくれた。てなわけで、昨日は鹿島沖へ。4時半現着。最後の客だったようだ。
 しかし昨日、31日は前日のような入れ掛かりは無く、それでも超大型フグで久しぶり(10月8日の鈴栄丸以来かな)のフグ釣りを楽しんできた。背中?水曜日にDrから痛み止めを処方してもらいました。それでも沖に出るまでは痛かったですねぇ。何度かよろめいたり顔をしかめたりしましたから。釣り?リハビリですよリハビリ!

 5時20分に10人のフグ師を乗せて河岸払い。南のポイントに中速で走る。ポイント着するも薄暗く、タコ縄の位置を慎重に確認して25mの海底に仕掛けを送り込む。竿はゲームセンサー165。道糸0.8号に2.5号のリーダー。一人おいたフグ師が大型のフグを抜き上げた。期待できそうな雰囲気に胸が躍る。私は左舷ミヨシ。お隣りさんは胴の間で間隔が広く開いているので錘は15号蛍光グリーンをチョイス。船長はタコ縄のフラッグのそばからの流しを繰り返す。と、何か中りのような海底をもこもこ引きずるような感触に合わせるとズシンと重みが伝わってきた。上ってきたのは抜き上げるのをためらうような大物!リールの先に手を添えて抜き上げた。この初物が棒身で495gのフグだった。この一匹で老夫婦はから揚げと刺身、なべが出来てしまいそう。途中中りが遠い中でも釣り上げている右舷ミヨシのお客さんに見学を申し入れた。すると、「底を50センチくらい切ってスティさせて中りを竿先に出して合わせている」と教えてくれた。「フグが大きくて警戒心が強く、中りは小さい」とも教えてくれた。たしかに小さくコツッという中りやモゾッという中りが多い一日だった。早速試してみるがうまくいかない。修行が必要ですな。

 以下は舳先で竿を出していた中乗りさんの話。「釣れた釣れたとネットに上げると職漁船が来て根こそぎ網ですくってしまう」「今日のような波長の長い大きなうねりは20m、30mの海底もかき回してしまう。この大きなうねりが取れないとフグの釣果は上がらない」と話してくれた。この中乗りさん、貧果のお客さんに釣ったフグを配っていた。私には配給は有りませんでした。木曜夜から金曜日は大荒れだから凪予報の土日もうねりは残りそうだ。釣れる所は東京湾か?外房ならタイかヒラメか沖のメヌケか?そのメヌケだが、今年もイカは高値になりそうだから敷居は高いかもね。